先日、村上先生の、
『最強の地域医療』を紹介した。
日本では彼らの世代を中心に、
地域医療、在宅医療に取り組み、
地域医療のあるべき姿を模索してきた。
いくつかの震災を経験し、
在宅医療のシステムがドンドンと構築された。
そして、素晴らしい在宅支援が図られる様になった。
地域包括ケアだって、理想の素晴らしいシステムだ。
2019年末頃には、ある種、
ほぼ完成形に近かったと思われた。
しかし、今、
戦後最大の国難の一つ、
コロナ禍にある日本が
この在宅医療をエースとして、
国民の生活を支え抜けたかと言うと、
少し心苦しい。いや、だいぶ、苦しい。
その一員である自分の不甲斐なさに、
今日も苦しんでいる。
では、今までの在宅医療に、
何が足りなかったのだろう?
市民の生活を、なぜ支えきれなかったのだろう?
タナカの中ではおぼろげながら見え始めている。
これからも、この国において、
大きな難問に立ち向かっていかなければいけない時、
きっと、医療者側からの提供だけで、
医療を築いてはいけないのだと思う。
コロナがそれを教えてくれた。
今、地域それぞれで、患者さんや市民さんと、
共に物語を紡いでいるところが増えている。
粛々と『ザイタク』文化に挑戦されているところが増えている。
あくまでも主役は市民だ。そこに暮らしている人間だ。
そして、医療は、きっと、
その双方向から共に作り上げていかなければ、
ならないことが、よくわかった。
コロナはきっとおさまるだろう。
しかしながら、失ったものは大きすぎた。
そんな中でも、得たものもある。
今こそ、『最愛のザイタク医療』に取り組もう。
それぞれの場所に、きっと、大切な愛する物語があるはずだ。
ぜひその物語を聴かせて欲しい。
まだ続くであろうコロナ後の苦しみや、
次の国難が訪れたときに、
きっと、切り札になるのは、
『最愛のザイタク医療』だ。
全国の多くの仲間達とともに歩み、
もちろんそれは、市民さんや患者さんを中心に、
これを創造していきたいと今こそ願っている。
今からでも、遅くはない。
一緒に歩いて欲しい。前へ前へ。
路地裏ノルキン部広報担当 タナカ
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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