前回まで書かせていただきました“下谷七福神巡り”の道中、4社目の、毘沙門天を祀る「法昌寺」のすぐ近くに「小野照崎(おのてるざき)神社」がございます。
南道路か西道路に面した二つの入り口があるようで、境内はそれほど広くはありませんが、富士浅間神社、御嶽神社、三峰神社、稲荷神社、そして織姫神社と、境内社がひしめき合っております。
さらには、“富士塚(=下谷坂本富士)”もあり、こちらは石碑の文字などから、神仏習合の名残も垣間見られます。国の重要有形民俗文化財にも指定されているそうです。
御祭神は、平安初期~中期に生きた実在の人物、“小野篁(おの たかむら)公”です。
学問に秀でて芸能にも才能を発揮し、さらには圧倒的な行動力と多彩な仕事を完遂されたという、まさに超人的なお方です。
のちに、学問の神、菅原道真公も配祀するようになり、当社が学問・芸能・仕事などにご神徳ある神社として、さらに世に広まったのではないでしょうか。
境内にはベンチもあり、静かな地元の神社という印象ですが、それでも老若男女問わず、参拝の人が途絶えることはありません。
授与所の巫女様も、また若い宮司様方も忙しそうに動いていらっしゃいます。その姿に思わず励まされました。
お参りの途中、にわかに山伏(修験道)と思われる方がお連れとともに現れ、不思議な空間になりました。白装束と独特の参拝作法が思わず目を引きます。
本殿のみならず、富士塚を含めた境内社を足早に巡りつつ、時折、お連れの方が携行していた大きなほら貝を吹き、そしてご両人、疾風(はやて)のように去って行かれました。
これも、実際にお参りするからこそ遭遇した場面ですね。わたくし自身も貴重な経験となりました。
さて本日は、本殿にての神の御言葉をお伝えいたします。
Rinokia
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「この先の“展望”と申せば、大袈裟(おおげさ)かもしれませんが、人生において、常に先々を見据(す)えていく感覚は欠かせません。
それは、未来(将来)の安泰(安心・安全)ためでしょうか。 いいえ、何よりも“今この時”を充実させるがためなのです。
人は存外(意外と)、先々に思いを致す(=思いを馳せる)ことは少ないのではないでしょうか。
無論、漠然とした感覚(想像・予測)にての、願い(希望)を思い描くことはありましょうが、しかしながら、自らのそれまでの生き方(人生)、周囲の状況(動向)を兼ね合わせつつの、より具体的な想念を呼び起こせる者は、今や(今の時代)どれほど在るでしょうか。
それは何も、卓越なる(優秀な)者のみが、先の展望を描けるのではありません。
むしろ、秀でる者は、指標なく闇雲(やみくも)に動くことを努めて除ける(避ける)点で、“無謀ではない”のです。
先々のことをより具体的に描き、自らの信念を基に、幸福の在り方を常に考え続けることです。
そして、今この時をけして怯(ひる)まず、地道に我が道を行く、それを、自ら天より授かりし“本来の姿”とされなさい。」
(次回②へ続きます。)
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Source: 神々からのメッセージ
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