【医師の視点】病院の中で仕事ができない職員の特徴3選

毎日病院で働いているわけですが、仕事のできる人、できない人がいます。

自分のことを差し置いて他人を評価するのは申し訳ないのですが、仕事ができない人はいるんです。

さて、仕事ができない人の特徴について考えていきましょう。

仕事ができない職員の特徴3選

指示通りに動けない

あるあるですが、指示通りに仕事をこなせないのは頂けません。

医師に限らず、看護師、秘書、事務員など、大して難しいことでないにも関わらず「これやっといてー」ということすらできないのは致命的です。

本人は忘れているのか、処理能力的にできないのか、深刻に受け止めていないのか分かりませんが、指示通りに動いてくれない職員は結構います。

頼んだ側の人間としては、書類を用意してほしいとか、下書きしてほしい、といった程度の要望なのですが、満足にできていない場合があります。

そのほか「100やってください」と伝えたにも関わらず、途中の50で終わっている場合もありますね。

残りの50は自分で処理するしかないわけですが、大きなストレスだけが残ります。

このタイプは受付や秘書などの事務職に多いタイプでしょうか。

何でも医者に任せる

こちらは大学病院の看護師に多いタイプですね。

仕事をしたくないのか、できないのか、なんでも医者に任せる傾向があります。

どう考えても医者の仕事ではない業務を任されたりして、とにかく困ることが多いでしょうか。

まずは周囲に聞く、他職種に聞くなどして問題の解決を計れば良いのですが、なぜかまず医者に聞く、仕事をぶん投げるという傾向になるようです。

仕事のできる看護師の在籍する一般病院で働いたりすると、対患者の診察さえしていれば業務がスイスイとすすみ、感動すら覚えることがあります。

環境も大切なのかもしれません。

すぐ怒る・精神が乱れる

これは医者に多いパターンでしょうか。

まあ病院のなかで激昂する・できるのは医者くらいなものです。

仕事ができない医者ほど、キャパシティが狭いのか、些細なことで不機嫌になったり怒ったりすることが多いでしょうか。

迷惑を被るのは周囲にいる医師や看護師であって、全く困った存在になります。

仕事のできる先生の中にも、激昂しやすい先生はいるかもしれません。

ただし、評判の良い先生の中には、怒りっぽい先生は皆無と言って良いでしょう。温厚な先生こそ周囲から慕われます。

医者はマスターベーションをしてはいけない、というある先生の言葉

2012.11.11

仕事ができない原因

そもそも病院の中で働いている職員のレベルは、格差が大きいと言っても良いでしょう。

大企業であれば同じような教育を受けた人間が、切磋琢磨しながら働いていますから、自分の物差しで他人の仕事の進め方を図る事は可能かと思います。

一方で病院の中では、医者と看護師や薬剤師では仕事内容が根本的に異なっていますし、学歴などから考えても事務処理能力には大きな差がありそうです。

等しく考えるのは難しい側面もあるかと思います。

このように考えてみると「あいつは仕事ができない」と思ったその人間が、本当に仕事ができていないのかどうかということをぜひとも考えてみる必要があるのです。

もしかしたら自分の要求レベルが高すぎて、一方的に仕事ができないと感じているだけなのかもしれません。

仕事ができない人の末路

仕事ができない人は排除されるか、というとそういうわけではないんですね。

よっぽど仕事ができず、簡単に解雇できる役職であれば排除されることもあるのでしょうが、大抵は長い間その職に留まっていることが多いですね。

そもそも組織ってのは一定程度の働き者と一定程度の怠け者がいるわけで、全員が皆はたらきものというわけでもないそうです。

確かにみんな働き者であれば、それはそれでかなり息苦しい組織になるでしょうから、適度に仕事のできない品源は必要なんでしょうね。

仕事ができない人間への対処方法

このような、病院の中で仕事ができない人間に対する解決方法というのは、あまり有効なものはないでしょう。

自分が病院の中の責任ある立場でなければ、配置転換を断行することはできないでしょう。

かといって他の職員に仕事を頼むといっても、その範囲には限界があります。

仕事ができない人間と一緒に仕事をしなければならないときの解決方法は、自分の心を大きくしつつ、何かミスがあってもすぐに対処できるようなセイフティーネットを張っておくしかないのでしょうか。

Source: 医者夫婦が語る日々のこと、医療のこと

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