おはようございます。
インデックス投資はその性質上、結果が出るまでに非常に長い時間がかかります。
インデックス投資は平均点狙いの投資法ですので、複利の力が働くよう長い年月をかけてポートフォリオを育てあげ、収穫まで持っていく必要があります。
その間の年月があまりに長く、世の中の状況も刻一刻と変化しますので、単純な手法ではありますが同じ手法を何十年もやり続けるというのが一番難しかったりします。
私自身は、インデックス投資では初めの10年間は将来に向けた種まきの時期と考え、そのはるか先を見据えるべきだと思っています。
インデックス投資では初めの10年間は将来に向けた種まきの時期と考える
インデックス投資を数年間実践したけれども儲からない=当たり前
インデックス投資を数年間実践したけれども全然儲からないという人がいますが、それはそのはずです。
インデックス投資とはそういうものだからです。
インデックス投資メインで行くならば、より長期の時間軸で考える必要があります。
2〜3年の短期スパンであればインデックス投資よりも優れた手法はいくらでもあるわけですから、目的と手段が一致していないということになります。
そして、目的にあった手段を選ばなければ、自分の望んだ結果が得られなくて当然です。
インデックス投資を50年実践したけれども儲からないと言われれば、それは大変気の毒だと思いますが、5年実践して儲からないくらいでやめてしまうのならば初めからやらないのが正解です。
3年分の含み益が一気に消し飛んだ=当たり前
2018年12月の株価急落で、今までの含み益が消え去った人もいるでしょう。
このように、株式投資においてはわずか1ヶ月足らずの間に1〜2年くらい前の株価に引き戻されることはよくあります。
株価というのは上がる時はゆっくりで、下がる時は一気なんですよね。
株価が上がった時の喜びよりも、下がった時の恐怖心の方が群集心理としては強く、株価にはネガティブな影響の方が出やすいものと考えられます。
12月のような相場に巻き込まれますと、
「何年もかけてせっかく積み上げてきた含み益が一瞬で台無し」
「もう少し前に利益確定しておけばよかった」
という気持ちになりますよね。
ただ、今回の暴落前に売り抜けることができなかったということは、自分にはそのようなタイミングを見抜く才能はないということですので、さっさと諦めましょう。
個別株の場合は暴落時にそのまま消滅する銘柄もありますので適度なラインでの損切りが重要ですが、インデックス投資の場合はそこからが勝負です。
その苦しい時期を抜けると、インデックス投資を続けてきてよかったと思える年が必ずやってきます。
10年目を過ぎてから含み損に突入する心配が減った
2009年〜2017年にかけての相場が大変恵まれていたということもありますが、私の経験上は10年目を過ぎたあたりから含み損に突入する心配が消えました。
投資期間が長くなり含み益が積み重なってきますと、初期の頃と比べて株価の上下に一喜一憂することが減ります。
また、売ってしまうと利益の20%が税金で持っていかれてしまい、複利の力が弱まりますので、積極的に売ろうという気持ちも減ってきます。
このことから、インデックス投資は初めの10年間の種まき部分が最も重要であり、かつメンタル的にハードと言えます。
種まきを開始して数年後からようやく芽が出始めて、20年〜30年後くらいに大きな花を咲かせてくれたら大成功というゲームです。
時間軸を長く確保すればするほど有利なゲームになっていきますから、インデックス投資を長く続けるためにはそういう視点を忘れないようにしたいものです。
個人投資家はVTを買うか、VTIを買うかというアセット・アロケーションの話が中心になりがちですが、時間を長く確保すればどちらでも勝てると思います。
まとめ
・インデックス投資を5年間実践しても儲からない
・3年分の含み益が一気に消し飛んだ
というのはインデックス投資をやっていれば当たり前のことです。
そのはるか先にゴールがありますので、死ぬまでコツコツと継続していきましょう。
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こんな記事も書いています。
インデックス投資の場合は、素人は下手なことをせずプラスサムゲームの乗っかっておくのが正解だと思います。
家計管理を徹底し、余剰資金を最大化したうえで、株式や債券などの伝統的資産をコツコツ買い足すのが王道です。
インデックス投資ならば、つみたてNISAとiDeCoの非課税枠を有効活用したいところです。そうなりますと、月5万円というのが1つの目安になります。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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