神の詩 第三章第九節 1

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神の詩 第三章第九節

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「この世は祭祀のための行動以外の行動に束縛されている。だから、アルジュナよ、執着を捨てて、祭祀のためにのみ熱心に行動せよ。(九)」

祭祀とは、
どのようなものでしょうか。

祭祀には、
御神事から個人で行う瞑想や祈りまで
さまざまなものがありますが、
簡単に言うと
「神に向かい、神の摂理に沿った行動」
をいいます。

つまり、
神の法則に沿った行動(思い、言葉、行為)であれば、
日常生活のどのような所作も
祭祀となります。

御神事は、
日本人であれば、
日常生活の中にも定着した身近に感じられる儀式です。

祭祀とは、
ご先祖様の「命」をはじめ、
私たちをここに存在させていただくために支えてくれたすべての「命」と
私たちの「命」が一貫して繋がっていることを体認するための儀礼であり、
御神事です。

魂は永遠不滅であるとの信仰が
前提になっています。

御神事は、
物質的な所作の背後に
いつも
精妙なエネルギー的な所作があり、

この精妙な所作が
本当の目的となります。

それは
自分自身の真我を含む高次の存在と繋がり、
その恩恵を
神の摂理に沿ったあらゆる行動の目的達成のために活用できるように、
また
助力を受けることが出来るようにするため
にあります。

ここで言う御神事とは、
地上に生きて活動する
すべての所作
のことを指しています。

日本人は、
個々の命の前提として、
生けとし生けるものすべてに魂が宿り、
それらすべてが
一つに繋がっている
という自然観を持っています。

そして
私たちは天地一貫の命の中で、
生かされているのです。

「心神思想」
という言葉を聞いたことがありますか?

宇宙を創造した天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)と
そのエネルギーが
現象界に具現した天照大御神(あまてらすおおみかみ)。

これらの神々は
宇宙に存在するだけでなく、
私たち一人一人の心の中にも在る
ということです。

これらの思いを日々思うだけでなく、
神聖な気持ちで
体認していくために
祭祀が行われているのです。

続きます。

精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 1
森井 啓二
きれい・ねっと
2021-08-20


君が代から神が代へ 下巻
森井 啓二
きれい・ねっと
2018-12-18


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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