これからのがん罹患・再発は、きっと生き延びられる。

その他

「がん治療は日進月歩」と、よく聞く

思い返せば、
昔は“乳がんの手術”と言えば、“ハルステッド法”

乳房の全摘どころか、

  ○大胸筋
  ○小胸筋
  ○腋窩リンパ節郭清
  ○鎖骨下リンパ節郭清

と、広範囲に切除するのが当たり前だった

乳がんを告知されたとき、主治医に、

「昔は胸筋ごと取ったけど、
 今は胸の筋肉は残すから」

そう言われたことがある

知り合いからも、
「手術はハルステッド?」と聞かれ、
当時でさえ、
“乳がんは胸筋ごと取る”というのが、
強く残っていたようだった

以前テレビで見たことがあるが、
ハルステッド後のリハビリは、
それはそれは大変そうだった

そりゃそうだろう、
リンパ節郭清どころか、胸筋ごとないのだ

昔は、それほど恐れられていた乳がん

が、今は、“全摘”というと“乳房”のみ

温存ができる時代が来るなんて、
当時は考えられなかっただろう

私が乳がんの手術をしてからの14年の間にも、
医療は確実に進歩している

まずは、
すべての乳がんの手術で適応となっていた、
“腋窩リンパ節郭清”

これが、今では
“センチネルリンパ節生検”が標準治療となっている

  ※保険適用外で
   センチネルリンパ節生検が
   おこなわれていた医療機関はあった

その後も骨転移の新薬が出たり、
分子標的薬も開発が進んだ

そんながん治療は、
今では“遺伝子”の分野に広がっている

新たな治療法に期待したいところだ

  それも、“治る”治療を

私が乳がんになって、
2年が過ぎた頃だっただろうか

看護師さんに、

「もし再発したとしても、
 絶対に諦めたら駄目だよ。

 乳がんはがんの中でも、
 一番治療が進歩している。

 治療しながら、
 そのうちに新しい薬ができるから」

そんな力強い言葉をもらったことがある

が、そのときは、正直、

「そんなに進歩するのかな」

そう思った

乳がんになって3年目

医療が進歩しているという実感はなかった

が、今なら看護師さんのその言葉も
真実味を帯びて聴こえる

きっと、私たちの知らないところで、
ものすごい勢いで
研究が進んでいるのだろう

そして思った

“これからがんに罹患するひと、
 そして、残念ながら再発してしまったひとでも、
 確実に生き延びられる可能性が高い”

と...

それは、万が一、今後私が再発したとしても――

  再発する気はしないけどね

  そして、本日の空――

2021/08/05 空

  5日ぶりに晴れた空は、
  なんだか不気味な色をしていた

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Source: りかこの乳がん体験記

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