おはようございます。
同業の内科医の先生から、以下のご質問をいただきました。
はじめまして、ちゅり男様。
いつも楽しくブログを拝見させて頂いてます。
地方都市の市民病院で内科医をしている37歳のMTと申します。
妻(42歳)と男児(6歳)の3人で病院近くのアパートに住んでおります。
ちゅり男様のブログを見て自分もETFでの積立投資を本格的にスタートしたいと考えております。
現在、SBI証券にネット銀行と口座を開いておりますが売買はしておりません。
資産は預貯金(1500万程度)、保険(夫婦で月2万程度の貯蓄型の保険)です。
おそらく年間300万程度のキャッシュフローを確保できそうです。
妻と話合って、まずは年間150万程度から積立投資を始めようかとおもってます。
ちゅり男様のブログを参考にさせて頂き、『夫婦で楽天に積立NISA口座開き、楽天VTIを年間80万楽天カードポイント付けながら』+『残り70万は特定口座でのETFをドルコストで』と考えております。
ちゅり男様なら上記のような資産状況であればどのように運用されますでしょうか?
貯蓄した1500万はどのように働かせますでしょうか?
お忙しい中恐縮ですが、アドバイスよろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。
投資の初めの一歩としてご夫婦でつみたてNISAを活用するというのは、現状では最善の選択の1つです。
ご夫婦で楽天証券に口座を開設して、楽天カード決済でポイントを獲得するのがベストでしょう。
以下、私なりに気がついたことを述べます。
つみたてNISAは楽天証券一択です。夫婦で楽天カード決済で積み立てるのがベスト!
年間150万円の投資ですと、私ならば投資信託だけに絞ります。
まず、ご夫婦でつみたてNISA口座を最大限に活用すれば、それだけで年80万円です。
楽天カード決済で1.0%分の楽天スーパーポイントを頂戴すれば、現時点で最強に近い投資法と言えるでしょう。
投資信託の値上がり益に対する税金が非課税になるうえ、夫婦合わせて1年あたり8,000円分のポイントが確実にゲットできるわけですから無敵ですね。
既婚者の場合、ご夫婦でつみたてNISAを行うことで資産形成のスピードを加速させることができます。
つい自分のことだけに考えが集中してしまいがちですが、トータルで考えることが重要です。
iDeCoも検討のうえ、年間150万円の投資ならば投資信託だけでよいです
勤務医ということで、ある程度の高収入であることが予測されますので、60歳までの資金拘束のリスクはありますが、iDeCoもぜひ活用したい所です。
具体的には、課税所得金額が900万円を超え、所得税+住民税で43%のラインに到達しているのであれば、かなりの節税効果が見込めます。
メインの勤務先+当直バイトをしていればおそらくそのラインに到達しているでしょうから、iDeCoを活用すべきです。
仮にiDeCoも利用したとすると、残りは50万円くらいですから、わざわざ海外ETFに手を出す必要はないですね。
海外ETFに手を出すべきなのは、つみたてNISAとiDeCoを満額まで積み立てたうえで、毎月10万円〜20万円以上投資するケースに限定されると思います。
預貯金1500万円の活用方法は?
預貯金1500万円をどのように利用するかは、ケースバイケースだと思います。
最大のポイントは、生活防衛資金として生活費の何ヶ月分を想定するかでしょう。
自分が健康を害して働けなくなった時など最悪のケースを想定して、勤務先の福利厚生などを確認しながら、いくら手元にお金を残しておくか決める必要があります。
万が一の時、配偶者にお金を稼ぐ能力がどの程度あるかも重要なポイントです。
ご自身の家計の毎月の支出額を把握していると、より正確に算出できると思います。
家計簿をつける習慣がない場合は、まずは家計簿をつけることから始めましょう。
自分の家のお金の出入りを正確に把握するのは資産形成の基本であり、ここをおろそかにして資産形成が上手くいくことはありません。
昔と違って、Excelに手作業で打ち込む必要はなく、マネーフォワードなどのクラウド家計サービスを使えば自動で情報が手に入りますから楽なものです。
なお、私自身は生活防衛資金は最低1,000万円を確保するようにしています。
まとめ
私ならば、ご夫婦のつみたてNISA(80万円/年)と夫のiDeCoを最大限に活用し、余剰資金は特定口座で投資信託を積み立てます。
つみたてNISAの楽天カード決済で貯めたポイントを特定口座での投資信託の買いつけにあてれば、さらに資産形成が加速するでしょう。
【楽天証券】
つみたてNISAに関しては楽天証券がベストです。他を利用する理由がありません。
つみたてNISAだけのために楽天証券に口座を開設してもよいと思います。
こんな記事も書いています。
どの金融商品を買うかよりも、家計簿をつけること、アセット・アロケーションを決定することがより重要です。
米国は人口動態や軍事力、地政学的リスクなどを考えますと最も魅力的な投資先の1つですが、私自身は最低限の国際分散投資をしておくべきだと思います。
ETF積立は毎月10万円〜20万円以上を投資する方に向いたサービスです。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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