がんになってから耳にすることが多くなった、
“免疫力”という言葉
いや、きっと前から聞いていたのだろう
「がんになってから
“免疫力”という言葉に敏感になった」
という方が合っているのかもしれない
が、ひと口に“免疫力”といっても
なんとなく捉えどころがない
「免疫力を上げる」といったところで、
なんだか曖昧でもある
...ということで、
改めて“免疫力”を考えてみた
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“がん細胞は一日に
5000~6000個つくられている”
と、言われている
それをやっつけているのが
私たちの身体に備わっている、
“免疫力(自然免疫力・獲得免疫力)”だ
○自然免疫
生まれつき身体に備わっている仕組み
○獲得免疫
異物に応じた攻撃方法を記憶する、
後天的な仕組み
↑ 今、なにかと話題のワクチンも
そのひとつ
免疫は、
血液中の“白血球(免疫細胞)”が、
重要な役割を担っている
“白血球”は大きく3つに分けられ、
さらに細かく分類される
①リンパ球
○ヘルパーT細胞
身体に入った異物が危険なものかどうかを
B細胞とともに判断し、
攻撃の戦略を考える司令塔のような役割を持つ
○キラーT細胞
ヘルパーT細胞の指示を受け
ウイルスに感染した細胞を排除し、
がん細胞を攻撃する ←気になる免疫である
○制御性T細胞
各免疫細胞の暴走にブレーキをかけ、
正常な細胞を傷つけないようにしている
○B細胞
身体に侵入した異物が
危険なものかどうか判断し、
抗体をつくる
○ナチュラルキラー(NK)細胞
体内に異常がないか
常にパトロールしている細胞で、
がん細胞や
ウイルスなどに感染している細胞をみつけると、
単独で攻撃することができる
↑ これも気になる免疫細胞だ
②単球
○マクロファージ
体内に侵入した細菌やウイルスなどを
食べて消化し、死滅させる
(別名:貪欲細胞)
○樹状細胞
異物が細胞に侵入したとき、
その情報をT細胞に伝える
③顆粒球
○好中球
酵素の働きで食べた細胞を消化、
殺菌する(貪欲細胞)
白血球の50%以上を占める
○好酸球
寄生虫の感染に対応する免疫(貪欲細胞)で、
アトピー性皮膚炎の原因にもなる
腸管や
呼吸器などに存在している白血球のひとつ
○好塩基球
好中球や好酸球の移動を助け、
好酸球同様、寄生虫から身体を守っている
痒みを引き起こすヒスタミンなどの
成分を含んでいるため、
アレルギー物質に反応することで
ヒスタミンを放出し、
アレルギー反応を引き起こすことがる
◎免疫力を高める方法
“副交感神経”を優位に保つ
(リラックス=血行がよくなる)
・笑う
・質のよい睡眠
・ストレスを溜めない
・適度な運動
・湯船に浸かって身体を温める
(熱すぎない温度)
・バランスのとれた食事
・腸内環境を整える食生活
・食物繊維の多い食事
・発酵食品
(腸内は免疫細胞が集まっているところで、
腸内の善玉菌を増やすことで
免疫力が高まると言われている)
◎免疫力を下げる生活習慣
・暴飲暴食
・喫煙
・睡眠不足
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「免疫力」と簡単に言っているが、
改めて考えると人間の身体は精巧である
私の免疫力低下の生活習慣は、
・質の悪い睡眠
・あまり笑っていないかもしれない
(コロナの時代になってからは特に)
・たぶん、ストレスも溜まっている
・湯船には、年に数回しか浸からない
・リラックスするどころか、
いつもピリピリしている気がする
さ、リラックスしよ...
そう考えるだけで
ストレスになりそうである――
夕刻
うっすらと茜色に染まった空に、
約半分の、黄金色の月
あしたは上弦の月だ
空を見上げてゆっくり息を吐いて、
リラックス――
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Source: りかこの乳がん体験記
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