患者も気を遣う ~医師との関係~

その他

人間、ひととの関係は大切である

「馬が合う」とか「合わない」とか、
そんな言葉で片づけられることも多い

それが“患者と医師の関係”となると、
さらに重要なものとなる

特にがんは、
治療に数年かかることも少なくない

ときには医師との関係に悩み、傷つき、
治療に影響することもあるのだ

患者は医者を選べない

いや、選べることはある

「あの先生、いいよ」と、
知り合いから教えてもらうこともある

が、“誰かにはいい先生”であっても
自分には合っていないこともある

「この先生、どんな人だろう」

「この先生に
 いろいろ質問しても大丈夫だろうか」

と、患者も医者を観察している

気も遣う

  それは医者に限らずでもある

  看護師さんに対しても、
  “合う人”、“信頼できる人”が
  きっと一人はいるのではないだろうか

  「不安なことは、
   あの看護師さんに話してみよう」

  「この看護師さんは
   態度がちょっと...」

  「あの看護師さんは採血が下手だから、
   当たったら嫌だな」

  と、入院中は特に思っていたものだ

外来時、

「聞きたいことがたくさんあったのに、
 先生の前に行くとなにも聞けなかった」

「聞きたいことがあったけど、
 先生も看護師さんも忙しそうだったので
 聞かなかった」

という経験は、
きっと多くの患者がしているのだと思う

医師は、病を診てくれる

が、“がん”は、
患者の人生そのものでもある

病だけではなく、ひとりの患者として、
そしてその患者の生活環境も見てくれなければ
いい関係は築けないような気がする

がんになると、不安でいっぱいだ

退院して家に帰ると、
次から次へと不安が襲ってくる

身体のどこかが痛めば、
「再発か?」と思う

体調が悪ければ、
治療の副作用なのか、
それともどこかが悪いのか不安にもなる

そんなたくさんの不安を、
“一人の患者”として聞いてほしいと思う

医師にとっては、
“たくさんの乳がん患者”かもしれない

が、私たちは、“一人の患者”なのだ

  今日の夕方の空

202110/14 夕方の空 ①

  まるで絵画のような雲

202110/14 夕方の空 ②

  この美しさがありがたく...

   1日1回、応援のクリックお願いします
       日々の励みになります
    両方押していただけると嬉しいです
       ↓         ↓
    にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
  人気ブログランキング   にほんブログ村


 ★しこり発見から治療までの経緯は⇒
こちら

 ★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から

 
Source: りかこの乳がん体験記

コメント

タイトルとURLをコピーしました