人の死とは? 内科医としての視点

内科医
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人間は生があり、また死がある。

内科医に取っては出産は…
ポリクリ(学生時代の研修)以外では見ないのが実情。

加えて…内科医に取っては、さ。

人の死を「看取ること」が仕事なんですよね。
民間病院にいれば…沢山の人の死を見つめなくてはなりません。

なぜか?といえば…
死亡診断書には死亡病名記入欄がありますが…
内科医の領域では、肺炎やうっ血性心不全、老衰との病名でも記入が出来ます。
他の科の医師には出来ないことが内科医に出来る訳です。。。

そんなことから死を見つめることも多いのが内科医です。
民間病院に行けば…沢山の人の死を見つめなくてはなりませんよねぇ。
大病院では…最後まで看取ってくれるだけの余裕がありません。

そうだなぁ…民間病院にもいたことがある内科医として働いて30年余り、
死亡診断書を書いたのは500人を超えていると思います。。。
今のクリニックで死亡診断書を書いたのは1人だけかな。

そんなことを経験していると…

この世に生まれたことが果たして喜ぶべきものなのか?
亡くなって行く人を診ると…「お疲れ様でした」などと感じます。
加えて「次の新しい人生では…素敵な人生にして欲しいよなぁ」と望みます。
(自分は輪廻転生を確信しています)

実感していない人が多いと思いますが「人間の生と死は紙一重」です。

次の日まで生きているという確証もありません。

だからこそ…懸命に生きることが大切だと思われてなりません。

死の根本原因は色々な臓器のアンバランス性が強くなり…
その機能を果たせなくなる状況に他なりません。

ご自分の死生観を確立することが生きることへの道しるべになります。
健康で死生観を持っていない人は…高齢でも精神的に弱い様に思います。
人間が生きていくということに対しては…死ということも感じなくては
本来の人間の生き様が出来ない様に思われてなりません。


Source: 病気って…なぁに?

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