宇佐神宮の本殿:三之御殿での参拝を終え、次は下宮(げぐう)にお参りに行こうと思った矢先、二之御殿の神(比売大神(ひめおおかみ))より、再度御声をかけられました。
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「道理という意味での“順序”が、この世には歴然と存在いたします。それは理に適(かな)い、また、何もかも、万民の和平のための賢き在(あ)り方とも申せます。
しかしながら、こういった順序という概念は、行き過ぎると、“こういうものだ”という先入観ともなります。そうしますと、往々にして、他(の人々)の心(考え・価値観)を無暗(むやみ)に排除するものともなりましょう。
先入観、そして、他の声に耳を傾けることのできぬ頑(かたく)なな姿は、いつしか底知れぬ(=終わりのない)諍(いさか)いを呼び、この(価値観を押し付ける)応酬ともなれば、いよいよ惨劇の様(様相)となります。
ゆえに、民の心構えとして、まずは強要(=無理と強いること)を避けるべきでしょう。
なぜなら人は、一つのことで学び(気づき)を得ているのではありません。
多様な人々との出逢い、そして人生幾多の(経験する)機会があり、その成長のさなかに、少しまた少しと道理というものを、心の奥底より解する(=理解する)ものなのです。
ですから、どのような者であれ、生きる機会を“多面”とすることです(=多岐に渡らせることです)。
何より、わが国(=日本)の、いかに多面の経験を選る場でありましょうや。
わが民が、この国に生きることの意義を今一度据(す)え直し、この世における命の尊さ、そして此度(こたび=今世)の人生のいよいよ貴重なることを、しかと心に刻み込むことが肝要です。
これこそ、あなたがたを地上(=日本)へと降ろした意味。
ともに学び、そしてともにより良き御代へと歩むその姿を、われら(神々)は何より慈しむことでしょう。」
(次回は下宮(げぐう)① へ続きます。)
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Source: 神々からのメッセージ
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