「予約しなきゃならないんでしょ?」という言い訳。

その他

日本の“がん検診率”は低い

検診に行かない理由が、

  ○時間がない
  ○自分は大丈夫だと思っている
  ○検査は苦痛が伴う
  ○検査をして何かみつかるのが怖い
  ○費用がかかる
  ○なにかあったら病院に行く

...などである

  ○時間がない――

   確かに、多少の時間は取られる

   仕事も休まなければならないだろう

  ○自分は大丈夫だと思っている――

   たぶん、多くの人がそう思っている

   がん告知を受けて、初めて、
   「まさか私が!?」

   そう思う

   『日本人の2人に1人ががんになる』

   誰がなってもおかしくないのだ

  ○検査は苦痛が伴う――

   これがやはり大きい

   “尿一滴”や“唾液”、“血液”、“線虫”...

   実用化へ向けて
   様々な簡易な検査法が
   ニュースに取り上げられていたが、
   その道のりは遠いのだろうか

   そして、
   そこに求められるのは“確実性”だ

  ○検査をして何かみつかるのが怖い――

   これも、そう思う人が多いだろう

   確かに、“何か”がみつかるのは怖い

   が、今、みつかってよかったのだ

   もっと放置していたら、
   確実にがんは進行していた

   それは、命を脅かすものとなる

   定期的にがん検診を受けることで、
   命を救う“早期発見”につながるのだ

  ○費用がかかる――

   自治体のがん検診は
   かなり安い費用で受けられる

   年齢によっては、
   無料クーポンが送られてくることもある

    「無料クーポンが送られてきたので
     乳がん検診を受けたら
     早期のがんがみつかった。
     あのとき検診を受けてよかった。
     それでなければ、
     きっともっと放置していた」

    と、言っていた女性がいた

  ○なにかあったら病院に行く――

   “がん”は、
   「なにかあったら」では遅い

   自覚症状がないうちにみつけなければ、
   進行している可能性が高いのだ

そんな私も、これらの理由(言い訳)は、
わからなくはない

まだ、新型コロナウイルスが蔓延する前だった

なので今から3年前になるだろうか

毎年10月、『ピンクリボン運動』として、
市民に検診を呼びかけたり...

2022/04/04 ピンクリボン活動

ライトアップなどをおこなっているのだが、
私が声をかけた、70代と思しき女性

「“検診”って言ったって、
 予約しなきゃならないんでしょ?」

...と、
こんな言葉が返ってきて驚いた記憶がある

そのとき、

『この女性、乳がんに限らず、
 がん検診をしたことがないのだろう』

そう感じた

大概は、
「はい」と言ってパンフレットを受け取る

そうでなければ、何も言わない

あえて、「予約云々」と言ったのは、
“受けない自分への言い訳”だと思った

そう簡単に上がらないのだろうな、
日本のがん検診率――

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Source: りかこの乳がん体験記

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