神の詩 第五章十一節 2

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神の詩 第五章十一節 2

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「ヨーガ行者は、自己を浄化するために、執着を捨てて、肉体と心と知性と感覚だけで行動する。(十一)」

続きです。

段階を経るにしたがって、
より精妙で
より波動の高い
洗練された働きが要求されます。

「魂が三つのエネルギー体による三段階のマーヤを経て解脱に至る。」パラマハンサ・ヨガナンダ大師

私たちは、
無智の中にどっぷりと浸かっているうちは
自己浄化などは考えませんが、
誰もが
いつかは
浄化が必要だと感じるようになります。

地上に生まれてから育つ社会の中では、
自己中心主義や利己的な利益を優先することを学んだり、
他人を傷つけたり、
自分の立場を有利にするために嘘をついたり、
不平や不満に満ちていたり、
怠惰だったり、
欲望のままに行動したり、
何かに依存したりと、

自然の摂理からは考えられない不自然な習慣を
当たり前のこととして
身に着けてしまいます。

誰もが本来の姿は、
仏陀のはずです。

でも
社会生活の中で
自我によって惹きつけた穢れによって、
その本性は
覆い隠されてしまっています。

人は、
どんな波動でも
周囲から吸収する能力を持っています。

しかも、
自分で善い波動だけ吸収すれば良いものを、
それを
的確にコントロールする意志が確立されていないために、
さまざまな波動を吸収してしまいます。

それは、
自我には欲望や鈍性などによって、
心に歪みが生じているからです。

真我は、
それについていつでも警告を発信しているにも関わらず、
自我は
ぎりぎりまで無視してしまいます。

そして、
最終的に警告に気がつく状況はやってきます。

ここでようやく
自己を浄化することに意識がいきます。

「心身共に清らかになりたい、強く安定した心で、崇高な理念に向かっていきたい。」
という
心の内側からの思いが出てきたら、
本格的な自己浄化の始まりです。

続きます。

精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 2
森井 啓二
きれい・ねっと
2021-08-20


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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