5日続いた頭痛もようやく収束に向かい――
今日は、久し振りに身体を動かしに．．．
こうしてまたボウリングができること――
乳がんがわかった当初は
諦めかけていたボウリング
5年放置したがん
きっと、命優先
抗がん剤治療もするだろうし、
骨に転移していたら、
重いボールを持って投げることなんて
きっとできるはずがない
なのに、今はこうして投げることができている
もちろん、身体は動かない
乳がんをする前と比べると、
思うようには投げられない
ただ幸いだったのは、
乳がんは、
利き腕側ではなかったこと
そして、時々考えてみる
「ボウリングがなかったら．．．」と．．．
一日でも早くボウリングに復帰するため、
リハビリも頑張ってきた
痛みと、思うように動かない腕で、
泣きながらリハビリもした
痛みと、思うように動かない腕で、
泣きながらボウリングをしたこともあった
体力も筋力も、格段に落ちていた
たぶん、きっと、誰よりも頑張ったリハビリ
そのリハビリは
今では“ストレッチ”と形は変わったが、
手術から15年経とうとしている今でも
毎日続けている
やり忘れると気持ちが悪いほど、
もうすっかり“日課”となった
それでも寒い時期や季節の変わり目、
身体のわがままで時々痛めば、稼働も悪くなる
私にとっての“ボウリング”は、
生きるための目標――
大袈裟かもしれない
が、そのためにリハビリを続けてきたのは、
紛れもない事実だ
自暴自棄にもなっていたあの頃
ボウリングがなければ、
きっと途中でリハビリはやめていたと思う
きっと、もっと、
腕は上がらなくなっていたと思う
きっと、もっと、
腕の自由が利かなかったと思う
“ボウリング”は、そんな心に
生きる希望を与えてくれたもの――
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Source: りかこの乳がん体験記
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