さて、2018年分の確定申告も終わりました。
医者は毎年の確定申告でトータルの年収がわかりますから、毎年2月はドキドキです。
医者夫婦の今年度の確定申告の概況についてお伝えしたいと思います。
2018年収入の部
まずは私と妻の収入について。
今年度の私の収入は、額面で1000万円でした。
このほか医業に関連する雑収入が40万円、個人事業主としての所得がおおよそ70万円です。
トータルの所得しては1100万円くらいでしょうか。
ん〜どうでしょうね。
今の病院は給料が低いので、これぐらいの給料でも仕方ないでしょうか。
医師10年目くらいで本業からの収入が雑収入含めて1050万円とすると、どう考えても収入は少ないですね。
一方で妻はといいますと、驚くことになんと1590万円でした。およそ1600万円です。
同じ医者としてフルタイムで働いているにもかかわらず、診療科の違いでこんなにも給料に差が開いてしまうなんてちょっと悲しいですね。
世帯年収は2700万円!
というわけで、医者夫婦10年目の世帯年収はおおよそ2700万円となりました。
ん〜どうでしょう?
こちらのサイトで、自分の家の世帯年収が日本でどれくらいの位置にいるのか把握することができます。
まあいろいろ数値を入れ替えてみるとなんとなく不十分なところもありそうですが、世帯年収2700万円だと上から1.27%だそうですね。
とりあえず世帯年収2000万円以上は1%以上の世帯らしいので、すごく珍しいわけでもないようです。
100人に1人くらい社長はいそうですもんね。
還付される税金
さて、気になるのはおいくらほど税金が還付されるかですね。
確定申告で一番気になるところです。
夫の場合
いろいろ計算されたのち、2018年の税金の還付額は、おおよそ40万円になりました。
2017年は住宅を購入したり、学生の時に支払っていなかった国民年金を納付したりで、支出が多かった分ずいぶんと節税することが可能でした。
ちなみに昨年は100万円の税金還付を達成していますので、それよりは少なくなってしまいました。
しかし今年はトータルの年収は減りましたし、年金の納付に伴う減税効果もなく、還付される税金としても少なくなってしまったのだと推察します。
それに本年度は事業所得、つまりは副業により収入もそれなりにあったりして、思いのほか経費で相殺できる部分が少なくなってしまいました…。
妻の場合
それでは年収が私の1.5倍あった妻はどうだったのでしょうか?
妻も個人事業主として登録しておりまして、その経費を計上したりなんだりすると、トータルでおよそ200万円の税金が戻ってくることになりました。
ん〜1500万円を超えてくると、還付される税金の額もえげつないですね。
これほどの税金還付に成功したのには、いくつか理由があると推察されます。
もともと源泉徴収が多かった
ある勤務先からのお給料がたくさん源泉徴収されており、その分が還付された側面があります。
これは個人の節税努力とはあまり関係ないところでしょうか
個人事業主として経費を計上した
妻も個人事業主と勤務しておりますので、パソコン関連などを一部経費で落とした関係もあるでしょう。
いくらか節税効果はあったようです。
そのほか確定拠出年金やふるさと納税にトライしていますが、下記にも記すように節税金額には限界があります。
トータルで200万円以上の税金の還付に成功!
とまあ色々背景はあるわけですが、医者夫婦として200万円以上の税金の還付に成功しました。
仮に全く節税対策をしなかったと仮定しますと、おそらく100万円単位で還付される税金は違ってくるでしょうから、コツコツ節税に勤しむことは大切ですね。
やはり年収が高くなると税負担も大きい
とはいうものの年収が1500万円を超えてくると、徴収される所得税も無視できないものになります。
病院に電話をかけてくる悪徳不動産業者ではありませんが、しっかりとした節税のスキームを考えることが重要ですね。
個人事業主になって経費を計上するだけでは、削減できる経費もたかが知れています。
ふるさと納税だって年収1500万円だと40万円くらいですし、確定拠出年金も多くの勤務医は20-30万円くらいでしょうか。
住宅ローン減税は、税金から直接差し引かれるのでダイレクトな減税効果が見込めますが、妻の場合はおおよそ10万円くらいだったわけです。
ちなみにわれわれは昨年度から初確定拠出年金を始めてみましたが、2か月分の納付でしたので46,000円しか納付できておりません。
したがってこちらも減税効果としてはほとんど実効性のないままになってしまいました。
2019年の目標…やはり不動産を買いたい
医者としての節税手法には色々あるかと思います。
その中で我々がトライしていないのは、いまのところ不動産投資くらいでしょうか。不動産投資はリスクのある投資ではありますが、節税効果は非常に大きなものが見込めます。
よくあるような医師向けの不動産投資セミナーで新築ワンルームマンションを購入してしまうのはちょっと芸がないですが、節税に困って困ってたどり着く最終地点が不動産投資なのかも、と思います。
まあちょっと考えます。
Source: 医者夫婦が語る日々のこと、医療のこと
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