神の詩 第四章十七節 3

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 神の詩 第四章十七節 3

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「行動について知ること、禁じられた行動について知ること、定められた行動をしないこと(無行動)について知ることが必要である。行動の道は奥が深い。(十七)」
日々の内観によって、
行動の質を検証していき、
善き行動、
悪しき行動、
そして
無行動を
より深く理解していくことができます。

行為(善き行為)カルマ、
無行為アカルマ、
禁じられた行為(悪しき行為)ヴィカルマ
を明確に、
そして
完全に理解するためには、
三つのグナの調和を完璧にとり、
それを超越する必要があります。

でも、
もちろん、
いきなり超越など出来ません。

その前提としてまず、
日常生活の中で
すべての行動から穢れを祓い、
清浄化していくことです。

しっかりとした道徳的生活は、
霊的生活の安定した礎となります。

「私の魂は、美しいこの世を通すことなく、天国への階段を見つけられない。」ミケランジェロ
第一章第四節でも少し触れた通り、
パタンジャリ大師「ヨーガ・スートラ」に言及されている
ヨーガの実践八段階を、
しっかりと確立することから
一歩一歩始めます。

「ヨーガの諸支分を修練していくことにより、
次第に穢れが消えていき、
そこに識別へと繋がる智が明け始める。」
ヨーガ・スートラ第二部28節

この八段階は、
最初は「段階」として
一段一段進んでいきますが、
最終的には
その八段が
一つの有機的な繋がりを持つように変化します。

だから
八段階と呼ばれたり、
八支分とも呼ばれるのです。

まずは、
一段ずつ順番に進んでいく必要があります。

最初は
一段目の
ヤーマ(禁戒/日常の心得)

二段目の
ニヤーマ(勧戒/日常の心得)
の実践です。

目に見える部分から始めると、
自然とエネルギーも
整えていくのがわかります。

ヤーマとニヤーマは、
三番目のアーサナ(身体の姿勢)へと
繋がっていきます。

現代では
ヨーガといえば、
いきなり
このアーサナから行うことが多いのですが、
昔は
このヨーガのポーズを行うためには
まず
ヤーマとニヤーマを
長年かけて習得した後に
行うものとされていました。
「ヤーマ(禁戒/日常の心得)とは非暴力(苦痛を引き起こさないこと)、正直、不盗、禁欲(神に向かった生活)、不貪である。」
ヨーガ・スートラ第二部30節

「出生、場所、時期、状況に制約されず、ヤーマを普遍的に実践することが大いなる誓いとなる。」
ヨーガ・スートラ第二部31節

「ニヤーマ(勧戒/日常の心得)とは、清浄、知足、苦行、自己探求(聖典の読誦)、至高の存在への祈念と自我放棄である。」
ヨーガ・スートラ第二部32節

続きます。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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