乳がんで子どもが産めない?

「もう子どもが産めないんだ」――

乳がんの治療をはじめてから、
周囲にそう漏らしたことがある

そもそも私は乳がんがわかる半年ほど前、
子宮筋腫の摘出手術を受けていた

手術は、
“子宮筋腫核出術”という術式で、

“筋腫だけを取り除き、
 子宮はそのまま残す”というもの

筋腫はかなり大きく複数あったため、

  ○10cm・・・1個
  ○ 8cm・・・1個
  ○2~3cm・・・4個

「このままでは子どもが産めないよ」

と、婦人科の医師に言われ受けた手術だった

  受精卵が着床したとしても、
  10cmと8cmの筋腫に子宮が挟まれているため、
  子どもが育たないとのことだった

が、その半年後、乳がんを告知される

結局、出産はできなくなったわけだ

『子どもが産めない=婦人科に問題あり』

...と、多くの人は思う

私も自分が乳がんになって初めて、
がん治療が原因で
子どもが産めなくなることを知ったくらいだ

そのため、

「子どもが産めなくなった」

そう言うと、
以前に受けた筋腫の手術のせいだと思われる

「え? 乳がんで子どもが産めなくなるの?
 おっぱいなのに?」

と、不思議がられる

私自身も、

「婦人科の病気で
 子どもが産めなくなるかもしれない」

と、思ったことはある

が、まさか乳がんが、
“出産”という幼い頃からの夢を奪うとは
想像さえしていなかった

がんは、正常な細胞より分裂が早い

化学療法は、
その増殖の早い細胞を
攻撃するようにつくられている

そのため、
比較的細胞分裂が早い毛根や粘膜、
卵巣などにダメージを与える

髪の毛が抜けたり吐き気がしたり、
生理が止まるのはそのためだ

なので、乳がんに限らず、
化学療法をおこなえば、
子どもができなくなるリスクがある

乳がんの治療のひとつ、ホルモン療法も、
女性ホルモンを止めるため
子どもが産めなくなるのだ
 (私がこれにあたる)

  ※治療後に出産をしているひともいる

多くの夢や希望を奪ってゆくがん

が、
がんになったからこそ手に入れられたものも、
たくさんあった

『がんは決して、マイナスばかりじゃない』――

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Source: りかこの乳がん体験記

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