「どこの病院がいいのだろう」――
がんになると、
病院探し、医師探しをする人は
きっと少なくないだろう
それはがんに罹患した本人だけではなく、
家族も一緒だと思う
中には、
「どこそこの病院がいい」
「だれだれ先生がいい」
と、ご近所さんや友人から
話を持ちかけられることもある
どこかで耳にしたのだろう、
「抗がん剤はしない方がいいよ~」
「抗がん剤に殺されるんだって」
など、要らない情報まで教えてくれる
そんな話には決まって、
「○○ががんを消すんだって」
「これを食べたらがんが治ったって」
という付録つきだ
今の時代、
“インターネット”という便利なツールがある
病気の情報は簡単に手に入れられるため、
ありがたくもある
如何わしい情報に心を奪われないよう、
気をつけなければならないが...
ひとは得てして、
「大きな病院や、
有名な医者にかかりたい」
と、思うものだ
が、大きな病院が
“いい病院”というわけではない
実際に数年前、大学病院で
“がんの見落としにより患者死亡”
というニュースが数件あった
有名な医者が
自分に合っているとも限らない
医師も人間、
患者との相性はある
まだ日本で承認されていない、
高額な先進医療を受ければ、
がんが治るわけでもない
数百万円、数千万円払っても、
命は買えない
病院選びは、
“通えるところ”が一番だと思う
長くかかるがん治療、そして検査
5年や10年、
それ以上かかることもある
そのたびに
時間と旅費をかけて通院するのは
生活自体が圧迫されるというもの
“標準治療”を受けるのであれば、
大都会の大学病院でなくても、
遠くの名の知れた医師でなくてもいいと、
私は思っている
※標準治療とは――
科学的根拠に基づいた、
現時点での最良の治療
日々更新されている、
安心で安全な治療である
私が住んでいる、この広大な北海道
地方には、
がん治療をする病院がないことも多い
片道数時間ならまだいい方
泊りがけで治療に通う人たちもいる
私が住んでいる地域には、
幸いがん治療ができる病院がある
それだけでありがたいと思う
救われていると思う
長くかかるがん治療
副作用でつらいことも多い
治療費も検査代も高額だ
ただでさえ、がん治療は
大きなストレスがかかるもの
“通院”という心配は、
少しでも少ない方がいい――
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Source: りかこの乳がん体験記
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