“がん友”――
あまりいい気持ちがしない言葉だ
そもそも、
“がん”という言葉がそうさせるのかもしれない
私が12年間お世話になっている『がんサロン』も、
未だに慣れない言葉である
カタカナの“ガン”という表記になれば、
さらにインパクトが強くなる
私が乳がんになった頃、
しきりに“がん友”という言葉が使われていた
が、
やはりこの言葉に抵抗がある人は多いらしい
後に、
“ちち友”という表現をする人たちが増えた
「“がん友”よりいいか...」
と、思ったが、
そもそも、なりたくもないがんになったわけだ
そこで“ちち友”というのも、
なんだか少し違う気がした
それは、私の中では、
“仲間”や“同士”という思いが強いから
“仲間”や“同士”は、
“病と共に闘っている”という気がするから
それは“友”よりも、
強い絆でつながっているように感じるのだ
そんな“がん友”という言葉も、
今ではすっかり耳にしなくなった
もうすでに、“死語”と化しているのだろう
個人的には、ちょっとありがたい
“死語”と言えば、
もうひとつ思い出す言葉がある
それは、“ホルモンヌ”
どうやら、
“ホルモン療法”をしている人を
指しているようなのだが...
ちょっと馬鹿にされているような、
病気を軽く捉えられているような、
いや、病気が病気なだけに、
そんなふうに、
少しでも笑って過ごせたら...
という思いがあるのかもしれないが...
そもそも、
「あいつは“ガン”だ」
と、
悪い奴のことを
比喩的に使われていること自体、
いい気持ちがしないのである――
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Source: りかこの乳がん体験記
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