論文の結論はこうだ。心臓病のリスクをもたらさない飲酒レベルなど存在しない。
週平均7杯の飲酒なら、まったく飲まない場合と比べてもリスクは小さいが、飲酒量が増えるとリスクは急激に高まる——。
マサチューセッツ総合病院の心臓病予防専門医で、今回の研究論文の著者でもあるクリシュナ・アラガムは「影響は大きい」と話した。「適量範囲を超えるとリスクは大幅に上がるということを知っておいてもらいたい」。
この研究は、イギリスの大規模研究データベース「UKバイオバンク」に登録された約40万人の遺伝子データと医学データを精密に分析したもので、アルコールが心臓に与える影響に関する医学的論争の決着につながる可能性がある。
適量飲酒者に心臓病が少ないことは、アラガムらの研究グループも確認している。ただ、アラガムらの研究によると、これはアルコールが心臓を守っているからではなく、週に14杯までしか飲まない軽度から中程度の飲酒者は、大量飲酒者や非飲酒者に比べて喫煙量が少なかったり、運動量が多かったり、体重が軽かったりと、心臓病リスクの低下につながる別の特徴を持っていることが多いためだ。
実際のリスクは糖尿病や肥満など、その人が抱える基礎疾患によっても変わってくる。アラガムの推定によると、典型的な中年の場合、飲酒しない人が冠動脈性心疾患を発症する確率が9%なのに対して、1日に1杯の飲酒を行う人は10.5%。これは決して高い確率ではないが、飲酒量がこれを上回るとリスクは急激に高まる。
冒頭の心臓専門医ヘイゼンは、今回の研究を見て、パンデミック期間中に増えた飲酒量の影響についていろいろと考えさせられたと話した。新型コロナ禍が始まって以降、人々の飲酒量が増えたことが各種研究で報告されている。直近の分析結果によると、アルコール関連死は2020年に25%も増加した。
パンデミック期間中には血圧も全体的に上昇した。ヘイゼンらがアメリカ全土のデータを検証したところ、血圧が平均3mmHg近くも上昇したことが明らかになった。「なぜそんなことが起こっているのか、私たちには見当もつかなかった」とヘイゼン。
パンデミック期間中の血圧上昇は、調査対象者の体重の変化で説明がつくものではなかった。血圧は50州と首都ワシントンDC(コロンビア特別区)のすべてで上昇しており、理由は謎だった。
今、ヘイゼンはこう考えるようになっている。「あの血圧上昇は飲酒量の増加によるものかもしれない」。
研究で判明「心疾患」リスクが一気に増す"酒の量"クリーブランド・クリニックの心臓専門医スタンリー・ヘイゼンは3月下旬、2人の患者からこんな質問を受けた。心臓の健康のためには1日にどれくらいのアルコールを摂取するのが望ましいでしょうか?ヘイゼンは、医…
パンデミックと自宅呑みで飲酒量が増えた方は、、
つまり感染での悪化も増えるし、、
ワクチンでの副反応も大きくなってと思いますね。
結局は個人差であって、、
ワクチンで守るという浅はかな考え方・依存思考が、、人の免疫をダダ下げしているというコトです。
ホントに酒は飲まなくなりましたね。
テキーラのボトルが僅かにチョロっと残ったまま放置されています。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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