太陽光の色はなぜ変わるの?:黄金色の地吹雪

その他

早朝の北アルプス

唐松岳直下からのご来光の中での地吹雪です。

IMGP0152 (2)

地吹雪がご来光に照らされて
黄金色に輝きます。

動画を撮りました。

ここは
風の通り道のため
よく爆風となります。

3000m前後の山では
冬の北アルプスは
世界でも有数の強風が吹きます。

台風よりもはるかに強い突風が吹きます。

とても美しい光景なのですが、

今の時期は
吹き飛ぶような強い風と
春になって雪は固くアイスバーンになっているため

天候が荒れている場合
熟練者以外は行かない方が無難です。

ところで
太陽は
ご来光と早朝と日中、夕日で色が異なって見えます。

本当の太陽の光の色は
大気の影響を受けない宇宙空間の場合には
白色に見えます。

この白色には
すべての色彩が合わさった色です。

この太陽光が
地球に到達すると
大気によって大きく影響をうけます。

地球の大気圏に突入した太陽光は
まず青い色の光子が、空気の分子とぶつかりやすい性質を持っているため、
四方八方に青い光子が散乱していきます。

そのために
日中では、
青い光子が、上空に拡がり、空が青く見えます。

青い空に浮かび流れる雲は、
空気の分子よりも大きい水滴や氷のなどの粒が集合して形成されています。

太陽光が分子量の大きい雲にぶつかると、
光の波長に関係なく、すべてのスペクトラムの光子を散乱させます。

全てのスペクトラムの光子が乱反射するために
雲は白い色に見えます。

雪も同じです。
雪を作る大きな分子の中に光が当たると
全てのスペクトラムの光子が雪の中で乱反射するために
白く見えます。

日の出や日の入りは、
太陽の色が日中とはまるで違った色に見えます。

これは
太陽が水平線に近くなることで、
光子が斜めに空気の層を通るため、
大気の中を通過する距離が長くなります。

日中よりも
より多くの空気の中を通過しなければならないために、
青い光子は、
さらにたくさんの空気分子とぶつかって、
少なくなっていきます。

そして
波長が長い黄色、オレンジ色、赤色の光子は空気中を通過するために
ご来光や夕日が黄色やオレンジ色、赤色に見えることになります。

一瞬一瞬
変化する光のエネルギーを
味わうのは
山の上が一番です。

光の魂たち 山岳編 序章
森井 啓二
きれい・ねっと
2022-04-22


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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