“検査をしない”という不安 ~“再発”を考えないがん患者はいない~

その他

朝の気温、2.1℃

この時期にしては、
ちょっとだけ涼しい朝

が、日中の気温は28.2℃と、
この時期にしては
暑い陽射しが降り注いだ

ここのところ、
本当に気温差が大きい

体調管理も限界である

そんな気温差が関係しているのか、
10日ほど前から手術の痕が痛む

痛む場所は、
切除した乳房から郭清をした辺り

腕が上がりづらければ、
  ・上げると痛い
  ・わきの下がつっぱる

時折、激痛が襲ってくる

手術から、今日で15年と4か月

これまでこんなふうに痛むことはなかった

正直、

「まだこんなに痛むのか?」
「今さらこんなに痛いのか?」

と、驚く

そして、

「まさか...」

と、あらぬ方向に妄想が膨らむ

「いや、そんなはずはない。
 たまたま痛みが出ているだけ。
 この気温差に身体がついていかないだけ」

そんな言葉で自分を落ち着かせようとする

結局、“がん”は終わりがない

特に20年以上経ってからの再発もある乳がんは、
“術後15年”は、まだ“過程”でしかない

なのに全身検査は終わり

  全身の検査をしたいのであれば、
  あとは自主的に
  高額な人間ドックを受けることになる

“検査をしない”という不安は大きい

「身体の中で、
 なにか起きているのではないか」

そんな思いに駆られる

これが、一度がんを罹患した人間の本心

“再発”を考えないがん経験者はいない――

  夕方の月

2022/05/11 夕方の月

  満月に向かって膨らんでいる月

  見えない部分が
  なんとも神秘的である

人生、一度

なにがあるかわからない

好きなことをしないと損である

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Source: りかこの乳がん体験記

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