旅立たれる30分前まで、
娘さんやお婿さんや奥さんと、
そして、テレビ電話で、お孫さんたちと、
うんうん、って話をされていた。
穏やかににこやかに、
はにかんだような優しい笑顔で、
その時を迎えられた。
今朝の訪問看護でも、笑顔で挨拶をされて、、、
前日、愛する奥さんに、こう感謝をお伝えになったそうだ。
オマエは、もうしばらく
こっちでのんびりしてからくるんやで。
ワシは向こうでのんびり待っとるさかいな。
優しく微笑みながら眠る彼のお顔は、
心底愛する妻に、最期の最後まで見守られ、
とっても幸せそうで、そして、穏やかでした。
死亡診断書をお渡しし、少しお話をして、
お父さんに手を合わせ、ご挨拶をして帰り際。
先生、しばらく病気はせんと、
主人に言われたようにこっちで、
のんびりしますさかいに、もうしばらくは
お逢いできませんね。その時には必ず連絡しますので。
涙と笑顔と安堵の入り混じった奥さんのお顔は
最愛の人を無事に見送ってやれたという達成感に溢れていた。
今日で、記念すべき1000日連続。
今日もとっても素敵な物語に出逢えた。
この路地裏で、いつも通りの、ザイタク看取り。
ここでの物語をこれからもお伝えしていきたい。
さよなら初夏の日。
最愛の人に、ちゃんとお別れを言う
彼を見てこの歌が思い浮かびました。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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