おはようございます。
本を選ぶ時にAmazonなどの書籍レビューを読むのが当たり前になっています。
数多くのレビューを読んでいると、たまに「なんでこんな真剣に怒ってるの!?」とびっくりするようなレビューに出会うことがあります。
著者の人格否定に近いようなレビューも存在しますが、そのようなレビューを書いている方の大半が自分で本を1冊書き上げた経験がないのではないでしょうか。
本を1冊書き上げるには多大な労力が必要であり、その苦労を知っている方なら本の内容を酷評したくなったとしてもそれを自分の胸の内にとどめる程度の品性を持ち合わせているはずです。
Amazonで本の内容を酷評するのはせめて自分が本を書いてからにしたい
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 本を書いたことがない方には本を1冊書き上げる大変さが分からない
2. 人によって意見が異なるのは当たり前
3. 異なる意見を真っ向否定するのでなく考え方の差異を受け入れる
以下詳細を見ていきます。
1. 本を書いたことがない方には本を1冊書き上げる大変さが分からない
私自身も本を1冊一人で書き上げたことはありませんが、本1冊を書き上げるというのがいかに精神的にも肉体的にも大変なことかは想像がつきます。
たった数ページ程度の論文や総説を書くのもめちゃくちゃ苦労しますし、毎日ブログを書き続けるだけでも大変なことです。
他人に読まれる文章を書くことの大変さを経験したことがない方が、一生懸命書かれた本の内容をボロクソに言うのは品がないと思います。
もちろん、建設的な意見であればよいのですが、時に人格否定のようなひどいレビューを目にすることもあるからです。
そして、おそらく否定的なレビューを書いている方の大半は自分で本1冊を書き上げて出版した経験はないはずです。
その苦労を知っている方であれば、仮に本を読んで酷評したくなったとして自分の胸の内に留める程度の品性は持ち合わせているでしょう。
2. 人によって意見が異なるのは当たり前
購入する本を選ぶ時にAmazonの書籍レビューなどを参考にすることがあります。
大半のレビューは参考になるのですが、たまに「なんでこんな真剣に怒ってるの!?」とびっくりするようなレビューに出会うことがあります。
本に書かれているのは著者がこれまでに勉強してきたことの集大成や、著者なりの意見であり、特定のスタンスをとらなければ魅力的な本は書けません。
人間はひとりひとり異なりますから、世の中のどんな事柄であっても人によって意見が異なるのは当たり前です。
自分にとってはこれ以外の正解はありえないという常識であっても、それまでの人生経験や学びが異なれば違う結論に到達することがありえます。
3. 異なる意見を真っ向否定するのでなく考え方の差異を受け入れる
Amazonの書籍レビューごときで激怒している方は、普段の生活でも生きにくい人生を生きているのだろうなと思います。
異なる意見を耳にした時に、反射的に相手の誤ちを指摘したり、相手の意見を変えようと真っ向勝負しない方がよいでしょう。
自分の心の中で「それは絶対違うだろ」と否定するのはかまいませんが、相手にもその意見に至った理由があるはずです。
まずはその過程に耳を傾けたうえで、「自分はこう思う」と切り出したほうが角が立たず、お互いにとってよい議論になるでしょう。
違う意見にすぐ激怒するのではなく、考え方の差異を受け入れるだけの度量を持ち合わせた方の方が魅力的に感じます。
まとめ
自分と異なる意見に対してすぐに怒りの感情を見せてしまうのは得策ではありません。
「絶対に違う」と思ってもすぐに相手を説き伏せようとしないほうがよいでしょう。
【絶対に読んでほしいKindleセール本2選】
1. 21 lessons
ユヴァル・ノア・ハラリ先生の代表作の1つ
『サピエンス全史』は壮大なスケールで人類史を描いた傑作ですが、『21 lessons』では人類の現在を取り上げ、人間はどう思考して生きるべきかを考察しています。
一度は読んでおきたい傑作です。
2. サピエンス全史
同じくユヴァル・ノア・ハラリ先生の本。
数ある著書の中でも私はこの本が最高傑作だと思っています。
歴史学以外の様々な学問分野を融合させ、壮大なスケールで人類史を描きなおした名著です。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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