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みなさま
こんにちは
2代目ガンちゃん先生です
暑いあつーい!
雨も降らないし、熱中症の受診も増えていますので
みなさま気を付けてくださいね
今日は、
肝臓のがんではなく、
肝臓のお話
脂肪肝を持つ方、
非常に多いです
日本人の3人に1人くらいの頻度という報告もあります
脂肪肝とひとえに言っても、
その状況は様々なのですが、
その辺りは、また別の機会でお話をするとして、
脂肪肝からでも
肝臓にがんはできる可能性があります
脂肪肝からの肝臓がん発生は0.1%未満という報告もあり
頻度は少ないですが、
先ほど、述べたように
日本では、3人に1人に脂肪肝ということで
母数が大きいため、今後、また問題になり得ます
脂肪肝を治す薬というのは、
まだまだ限られている状況で、
日本では直接、承認された薬はありません
アメリカでは、1種類、脂肪肝の改善目的で承認された薬が存在しますが、
まだ、その薬は他の国では使えない状況です
最近、糖尿病の薬で注目されている薬
GLP1作動薬というのがあります
美容の世界でもやせ薬として、使われることがあり問題にもなっているのですが、
マンジャロというお薬だったり、リベルサスというお薬です
GLP1という分子に作用する事で、
血糖を下げるインスリン分泌を増やしたり、
血糖を上げるホルモンのグルカゴンを減らしたり、
また、食欲を落とし、満腹感を感じやすくさせる効果があります
糖尿病を改善しながら、やせる
そういう薬で非常に注目されています
このGLP1作動薬は
脂肪肝にも良い影響を与えるようです
まだまだ論文などは少ないのですが、
ちょうど、私が治療している肝臓がんの患者さまも
脂肪肝が原因で肝臓がんが出現してしまった方で、
経過中、糖尿病を発症したので、
GLP1作動薬であるリベルサスを開始
そうすると、
体重も10%以上低下
画像の変化が著しく・・・
お見せしますね
単純CTをご紹介します
これが脂肪肝がひどい肝臓の画像です
暗い灰色の肝臓(赤矢印)に白い線(青矢印)が見えると思います
赤矢印で示したのが、脂肪がたまった肝臓
青矢印は、血管です
脂肪はもともとCTでは黒く映ります
黄色矢印は皮下の脂肪
真っ黒なのが分かります
肝臓というのは、本来は脂肪を含んでいませんが、
肝臓に脂肪がたまり過ぎると、どんどん黒くなってしまい、
赤矢印の様になってしまいます
これだと、癌の治療もだいぶ気を使って治療をしないといけません
さて、この患者さまに
GLP1作動薬リベルサスを投与したら・・・・
数ヶ月後、体重減少とともに、
肝臓はどうなったか?
赤矢印の肝臓、暗い灰色だったのが、ずいぶん明るい灰色になったと思いませんか?
青矢印で示す血管(血液)は逆に黒くなっています
これは、
もともと、脂肪がたまった肝臓の細胞から
脂肪が抜けて、黒い状態から白い状態に肝臓が移ったことをしめします
青矢印の血液は、変わらないので、血液より暗くなれば、血液は相対的に白く見えるし、
血液より明るくなれば、血液は相対的に黒く見えます
正常な肝臓は、肝臓が明るい灰色で、血管(血液)は黒です
リベルサスのお陰で、脂肪肝が改善したことを示しています
数ヶ月でこれだけ、肝臓の見え方が変化するのです
肝臓の状態が良くなれば、がんの治療もしやすくなります
この方も、お元気に
治療を継続させていただいています
肝臓のがんの治療の場合、
いちばん大切なのは肝臓を元気に保つことです
脂肪肝の状態も、できれば改善してあげたいのです
そうすれば、適切な治療を行うことができます
今日は、岩本内科で
外来してます
夜は、博多で、
全国発信のWebの講演会です
さて、ガンばりますか
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Source: ガンちゃん先生奮闘記





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