〇砂糖
〇牛乳
〇小麦粉
．．．と言えば、
ピンと来る人も少なくいと思う
そう、
“がんに悪い”と巷で噂されているもの
「“ラテ”はやめた。
牛乳が入っているから」
「甘いものが好きだったけど、
今は食べないようにしている」
「うどんからそばに変えた」
「牛乳が大好きだったけど、
泣く泣くどやめた」
そもそも“がんに悪い”ってなんなのだろう――
「小麦粉がダメだったら、
お好み焼きもたこ焼きもダメなの？」
そう聞いてきた、乳がん治療中の女性
・お好み焼き
・たこ焼き
・パン
（ハンバーガー、サンドイッチ含む）
・うどん
・そば（十割以外）
・そばに入っている天かす
・そうめん
・ひやむぎ
・ラーメン
・焼きそば
・スパゲティ
・マカロニ
・ラザニア
・ピザ
・から揚げ
・天ぷら
・フライ
・コロッケ
・とんかつ
・ハンバーガー
・ハンバーグ
（つなぎにパン粉を使っている場会）
・グラタン
・ドリア
・ぎょうざ
・しゅうまい
・春巻き
・クッキー
・ケーキ
・シュークリーム
・ドーナツ
・カスタードクリーム
・スナック菓子
・カレーのルー
・ホワイトソース
・デミグラスソース
・しょうゆ
・その他調味料
．．．と、
小麦粉を使った一般的な食べ物を挙げてみても
ざっとこんなにあるのだ
これ、全部やめられますか？
砂糖や牛乳、小麦粉が、
なぜ、がん・乳がんに悪いのか、
何人かの乳がん罹患者に聞いてみたことがある
「私は遺伝性乳がんなので、
リスクが高いから牛乳はやめた」
たぶん、
“再発のリスク”ということだろうか
※遺伝性乳がんが
再発のリスクが高いかどうかは
私にはわからないが．．．
「牛乳は、乳がんによくないから」
「“砂糖はがんの餌”と、
ネットに上がっている」
「小麦粉はがんなるから」
そんな答えしか返ってこない
スーパーの食品売り場で、
「これ、牛乳が入っている」
「これは小麦粉」
「あぁ、これもダメ」
「これも、これも．．．」
そんなふうに、これから一生、
神経質にカリカリして生きていくの？
お友だちとの楽しい外食は？
それで幼いお子さんや成長期のお子さん、
働き盛りの旦那様の健康管理はできるの？
私は研究者でも科学者でもない
だから本当のことはわからない
いや、研究者も科学者も
真実はわからないのかもしれない
ただ、人間として、
がんを経験したひとりの患者として、
たくさんのがん患者の方たちを
見てきて思うのは、
『過不足なく、万遍なく、
色々な食材を身体に摂り入れること』
それが一番だと感じている
眉間にしわを寄せながら、
「これ、砂糖入ってるじゃん！！」
「これ、牛乳使ってるじゃん！！」
「これ、小麦粉入ってるじゃん！！」
と、手にした食品の表示を見ながら
カリカリする方が
精神的によくないと思う
その気持ちが
免疫力を下げるのだと思う
なんでも、
「おいしい」と思っていただくこと
家族や友人と食事をして、
「楽しい」と感じられること
「こんなふうに食べられることは
しあわせなこと」と思えること
そして身体を動かし、
映画を観、音楽を聴いて感動し、
趣味に没頭し、
好きなことで時間を費やし、
とにかく笑顔、笑うこと
その方が、よっぽど免疫力は上がる
砂糖を摂ったから、
牛乳を飲んだから、
小麦製品を食べたから、
だから再発するのは違う
がんは、そんなに単純じゃない
がんはそんなに簡単じゃない
免疫力、つけたいんでしょ？
だったら、いろんなもの食べて、
がんに負けない身体、つくりましょ
「みんな、どうかしてるよ！！」
最近、
根拠のないそんな話を信じて
「これもダメ」
「あれは食べない」
そんなふうにピリピリしている人たちを見ると、
そう大きな声で叫びたくなるのだ
ちなみに、
これらの話を信じている人は
世の中にどれくらいいるのだろう
いないことを願いたいものだ
そんな私の今夜の夕飯は．．．
小麦粉が原材料の“スパゲティ”である
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Source: りかこの乳がん体験記
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