自分の頭で考えることの大切さ。

内科医
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どういう訳だか?
アウシュビッツ強制収容所の動画を見ていました。

上の写真の日本人の方は…
アウシュビッツで日本人ガイドをしていらっしゃる中谷剛さんです。
「ヒットラーは…残虐だったのかも知れない。
 でも、自由世界での政治の手法を通して台頭して来た事実。
 そして…アウシュビッツの悲劇を起こした事実に繋がります。

 選挙で勝たなくては…ヒットラーも生まれませんでした。
 選挙で勝ち、総統になりアウシュビッツで100万人以上を惨殺しました。

 今、ここでアウシュビッツを案内して自分がすべきことは
 この様なことが実際にあり、誰でも加害者になり得ること…
 このアウシュビッツを見て、ご自分で考えて頂きたい。」と。

このことは今の全ての人に当てはまるのではないか?と思います。

回りの人がしているから正しいのではなく…
自分で考えることの大切さをアウシュビッツは教えてくれるのだ、と思います。

何が正しく、また何が間違っているのか?
それを自分自身の感性で把握しなければ、当時のドイツと同じになります。

現代医学からも垣間見られます。
大きな建物の巨大病院は医学の権力の象徴です。

でも…果たして、それが今後の医学で正しいのか?は分かりません。
病院は今の常識の治療をしていますが、今後の医学ではどうなるのでしょう?

この点においては…アウシュビッツと今の医学は変わりないのです。
極端に言えば、ドイツはユダヤ人を敵視して迫害しました。
同様に、もし病気に必要性があるものならば…
その病気を敵視して迫害する医療をすればアウシュビッツと同じです。

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そんなことを考えながら保険請求の仕事をしていました。
特に漢方薬を使うのには治療の説明が必要ですので…
レセプト上に書き記す「傷病詳記」という作業を繰り返します。

この様な傷病詳記は一般治療よりも詳しく書かなくてはなりません。
作業は大変ですが…漢方医学が正しいのならば、それも大切と考えています。

自分自身で考えること…

そんなことを再認識させてくれる一日でした。

世の中にとって必要なものは残ります。
でも…必要でないものは変わって行きます。
その中での正しさを確認し歩んで行くことの大切さが
生きる道しるべになると思います。


Source: 病気って…なぁに?

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