手術から10年が経ったとき、
「これでようやく、
大掛かりな検査から解放される!!」
...と、思うと思っていた
いや、実際に、
「もう10年になるから、
来年で検査は終わりね」
そう主治医に言われたときは、
心の中で「ニヤッ」とした
が、終わってみれば、
開放感はまるでなかった
それよりも、
“検査をしない”という不安が襲ってきたのだ
「検査は終わるけど、
乳がんの場合は
10年経っても15年経っても
再発することがあるからね」
そう主治医に言われれば、
その不安はより大きなものとなる
※実際に、
23年経ってからの再発も
確認されている
そして、
「だとしたら、
なぜ10年で検査は終わりなのか...」
そんな疑問が湧く
アメリカでは、画像検査はしないから?
長年、医療被曝を受けることになるから?
それとも、
年々、病院にがん患者が溜まって、
回らなくなるから?
どっちにしても、
はっきりとした説明がほしい
納得できる根拠が...
きのうの美容院
長いおつきあいの先生に、
「りかちゃん、痩せた?」
そう言われたとき、
「(乳がん)大丈夫なの?」
と、心配をされた
「検査してるの?」
と...
確かに、
『再発は、
画像検査で早くにみつけて治療をしても、
自覚症状が出てから治療をはじめても、
治療成績は同じ』
と、言われている
それは、素人として、
がんを経験したひとりの人間として、
ちょっと解せない部分もある
もちろん、“再発をする”ということは、
すでに全身に
がん細胞が巡っているということになる
が、再発も、
少しでも早くにみつけて
治療をしたいと思うのが
患者としての心理だ
実際に看護師さんも言っていた
「QOLを上げるためにも、
早くにみつけて治療をした方がいい」
と...
「あとは市の健診(検診)か、
人間ドックでも受けてもらって」――
と、主治医は言ったけれど...
“人間ドック”なんて、
簡単に受けられる金額ではない
とりあえず、
市のマンモグラフィ検査を受けるのが
関の山である
本当は、身体の中を見てみたい
再発があるのかないのか、
確認をしたい
『再発は、
画像検査で早くにみつけて治療をしても、
自覚症状が出てから治療をはじめても、
治療成績は同じ』
という科学的根拠も、
『再発は完治しない』
という現実も、
『過去の常識は、今の非常識』
と、なってほしいと願う
それは、がんが治る世界
そして、再発しない世界
風邪薬を飲むように、
いつか、がんという病が
簡単な病気になりますように
たぶん、私が生きているうちに、
そんな世界をみることは
できないだろうけど
がんが完治する病になったら...
そうしたら、
悲しむひとがいなくなる
夢ややりたいことも
諦めずにすむ
おかしな民間療法に
手を出す人がいなくなる
それは、
莫大な無駄金を使わずにすむ
そして、
大切な命を落とさずにすむ
なにより、
「がんが治る」とうそぶき、
儲ける輩がいなくなる
みんなに笑顔が戻る
いつか、いつか、
そんな日が訪れますように...
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Source: りかこの乳がん体験記
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