がん罹患率『2人に1人』のデータの今後は――。

その他

 【2019年度
  がん罹患者数と部位別(上位5つ)】

2022/11/29 2019年がん罹患者数

上図のように、
今や年間罹患率は、
100万人を超えそうな勢い
(2018年比 18,219人増)

 〖内 訳〗

  ≪性 別≫

  ○男性  566,460人
   (2018年比 7,586人増)

  ○女性  432,607人
   (2018年比 10,643人増)

  ○性別不明  8人
   (2018年比  10人減)

  ≪年 代≫

  ○小児がん(15歳未満)
    2,117人(2018年比 23人増)

  ○AYA世代(15~39歳)
    20,624人(2018年比 186人減)

  ○70~74歳(がんが最も多い世代)
    169,000人超

  ○75~79歳(次に多い世代)
    168,000人超

  ≪日本人が一生のうちに
  「がん」と診断される確率≫

  ○男 性  65.5%

  ○女性   51.2%

  ※“およそ2人に1人”と言われているが、
   数字で見ると
   “3人に2人”という日が来るのも
   近いような気がする

ちなみに、
データは2019年度分が最新

2020年度は
まだ1年分のデータが揃っていない

「もう少し最新のデータが知りたい」

そう思うのだが、
なかなかそうもいかないようだ

そして“2019年”と言えば、
新型コロナウイルスが
日本で確認される前の年

“2019年に
 新規がん罹患者が99,9705人”

ということは、
翌年広がった新型コロナウイルスで、
がん発見者は減ると考えられる

その理由は“受信控え”

専門家は、

「受診は“不要不急”ではありません。
 基礎疾患のある方は、
 これまで通り受診してください」

「がん検診を受けてください」

そう呼びかけていたが、
日本医師会の調査では(2021年9月発表)、
2021年1月の内科などの受診者は
2年前の1月の受診者より25%減

日本対がん協会のまとめによれば、
 (2021年3月発表)
2019年度のがん受診者、約566万人に対して、
2020年年度は約394万人と
173万人も減っている
のだ

これは計算上、
“2020年度は、
 約2100人のがんが発見されない”

ということになるようだ

  ※がん検診率は、
   日本対がん協会による調査以外に、
   個々に受けている場合や、
   病気の治療中にみつかる場合がある

   それらを含めると、なんと、
   “1万人近くの人たちのがんが未発見”
   と、考えられるという


年々、増え続けているがん罹患者

来年の発表では、減るかもしれない

が、それは、嬉しいことではなく、
“発見が遅れた”という現状

そしてそれは、
“進行しているがんが増える”ということ

助かるはずの命が、
見逃されているのだ

2年後以降、がんのデータ
(発見時のステージ、生存率など)が、
悪い方へと変わりそうだ...

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Source: りかこの乳がん体験記

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