≪私の記録 141≫ 暑さと副作用と、女性ホルモンと―― Ⅱ

    2008年6月23日(月)

ここ1か月くらい、
特に下腹部が重~い感じがする

生理前のような...

タモキシフェンの影響で、
きっと子宮内膜が
厚くなっているのだろう

今思えば
タモキシフェンを飲みはじめたとき、
生理日近くにお腹が痛くなった

これまでの生理前の痛みと変わらず、
今にも来そうなくらいの痛みだった

が、結局、来ず...

そのまま痛みは消えていったけれど、
きっと
薬のせいで痛かったのかもしれない

そのときは、
「今までの生理周期に
 身体が反応しているんだ」と思った

でも、それはあり得ないよね...

いや、医学的にはあり得なくても、
人間として...“女”として、

「そういうこともあるのかな」

なんて思った

が、生理前とはただ一つ、
決定的に違ったことがあった

それは、

“胸が張らなかったこと”

下腹部が痛くなったのは、
やっぱり薬のせいだったんだね...

    2008年6月27日(金)

ここ1週間くらい、副作用が軽い

手術の痛みもなくなって、
腕も上げることができて、
体調までいいと
自分の身体が
以前に戻ったような錯覚を起こす

そう思えるのは、
ほんの僅かな時間なのだけど

それでも
“普通”の感覚を味わえることは、
とてもしあわせなことだ

でも、忘れてはいけない

病気であることを...

手術の傷が回復しても、
病気が完治したわけではないのだ

一生、乳がんであることを
胸に刻みつけて生きていかなければならない

「お前は、乳がんなんだ」

    2008年6月30日(月)

今日で、今年も半分が終わってしまった...

    2008年7月5日(土)

本当に...なんで私、
こんなにイヤな奴なんだろう...

病気のことで卑屈になって、
悲観的になって、
常に病気のことばかり頭にあって...

最近は暑くて夜も眠れなくて、
薬の副作用が色々と出ているから
病気のことを忘れられないのは事実だけど

それにしても弱すぎる...

小さな子どもを抱いているご夫婦を見ると、
正直つらい

未だ、子どもが産めなくなったことが
吹っ切れていないらしい

やっぱり彼には
健康な女性と結婚をしてもらって
自分の子どもを抱いてほしい

そして、
彼のお父さん、お母さんにも...

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Source: りかこの乳がん体験記

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