おはようございます。
児童手当の使い方について、弊ブログの読者から以下のご質問をいただきました。
いつもブログやTwitterを拝見しています。
私は39歳の公務員で育休中です。
子どもが二人おり(0歳、2歳)、教育資金のためジュニアNISAや特定口座で2年前から投資を始めました。
そこで質問なのですが、 現在もらっている児童手当は、現金として貯蓄しておいた方がいいでしょうか?
金額としては1ヶ月で二人合わせて3万円、とそれほど大きくない金額ですので、それでもコツコツ投資信託すべきか、それとも現金で確実に貯めたほうがいいのか、
ちゅりおさんのご意見をお聞かせ願いたいです。
ご質問ありがとうございます。
結論としては、以下のようになるかと思います。
1) 児童手当を生活費に充てる必要がない場合:ジュニアNISAで運用する
2) 数年以内に大きな出費を控えている場合:児童手当は貯金する
以下詳細を検討します。
児童手当は貯金すべき?ジュニアNISAなど投資に回すべき?
ケース1:児童手当を10年以上先まで使わなくても生活できる場合
児童手当を10年以上先まで使わなくても生活できる場合、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)などの投資信託に回すのがよいでしょう。
40歳前後の方であれば、このまま健康を維持した場合、今後20年〜30年と長く資産運用を続ける可能性が高いです。
複利の効果を最大限に活かすためには、当面使う予定のないお金は積極的に市場リスクに晒す必要があります。
せっかく長期投資をするのであれば、できればNISAなどの非課税口座を利用すべきです。
今回は児童手当ですので、もし投資するのであればジュニアNISAを使って子どもの教育資金を貯めるのがおすすめです。
ケース2:数年以内に大きな出費を控えている場合
数年以内に大きな出品を控えている、もしくは毎月の生活費が足りていない場合はシンプルに児童手当を貯金するのがよいでしょう。
結局、手持ち資金をインデックス投資に回すべきか否かというのは、
・そのお金がなくても目先の生活には全く困らず、10年〜20年と放置しておける場合は早めにインデックスファンドを買う
・5年以内に少しでも使う可能性があるお金は現金として保持しておく
と考えるのがもっともシンプルだと思います。
10年以上放置しておけるお金を現金として保有し続けるのは損ですし、その一方で、万が一の時に株式投資をしていたから現金が不足したという事態も避けたいからですね。
もちろん、現金が不足した時はインデックスファンドの一部を取り崩せばOKですが、人間には「損をしたくない」という心理がありますので、無難に行くなら上の方法になるかと思います。
我が家は児童手当をジュニアNISAに回していました
残念ながら我が家は児童手当をもらえなくなってしまいましたが、それまでは児童手当をジュニアNISAに回していました。
せっかく国から子育て支援のために支給されたお金ですので、自分のためではなく子どものために使ってあげたいと考えたからです。
一方、我が家は子どもがまだ幼く、受験や予備校などのまとまったお金が必要なイベントも発生しないため、現金のまま置いておくのは得策ではないと判断しました。
そこで、子ども名義の銀行口座と証券口座を用意し、児童手当はジュニアNISAで運用していました。
子ども名義の口座ですので、子どもが成人したらそのまま渡すことができますし、資産形成について学ぶきっかけにもなるかと思います。
残念ながらジュニアNISAは2023年末での廃止が決定していますが、今年1年間は80万円の枠が使えますので、これまでに貯めた児童手当のお金を順次投入しても面白いかもしれませんね。
まとめ
児童手当を当面の間使う予定がない場合、ジュニアNISAなどの非課税口座を活用してオルカンなどの投資信託を購入するのがよいでしょう。
5年以内に大型の出費を控えている場合は、投資に回さずにコツコツと貯金するのがオススメです。
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『ワーク・シフト』は未来予測本の中では古い部類に入りますが、この本のすごいのは書かれている内容の大半が実際に実現していることです。
変化に柔軟に対応できる人だけが生き残れる社会になってきていますね。
【関連記事のご紹介】
2024年以降、ジュニアNISAは自動的にロールオーバーされるようになり、自ら手続きする必要がなくなります。
2024年からの新NISAは、今の一般NISAやつみたてNISAとは別に生涯1,800万円の投資枠が用意されます。
よって、2023年中は今のNISA制度を使ってOKです。
2023年にインデックス投資を実践する場合の最適解を考察しました。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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