肝癌分子標的治療研究会 2023 in Osaka

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

今年最初の学会・研究会参加をしてきました

大阪で開催された
肝癌分子標的治療研究会と呼ばれる研究会です

スライド1

肝臓がんの薬物療法
テセントリクやレンビマ、ネクサバールなど
これらの薬剤の専門家が全国から集まる研究会
です

まずは、新しい薬剤が承認されたので、その話題が一つ
新しい薬剤とは、
ストライドという名の付いた薬剤の組み合わせで
抗PD-L1抗体と抗CTLA-4抗体の組み合わせ治療
です

何やら難しい英語が出てきましたが、
簡単に言うと、癌に対する免疫を活性化させる薬剤の組み合わせです

テセントリク+アバスチンと呼ばれる薬物療法が
今の、肝臓がんで最初に使われるべき薬剤ですが、

そのテセントリク+アバスチンも癌に対する免疫を活性化させる薬剤でした

その仲間が新しく加わったわけです

ストライドとテセントリク+アバスチン、何が違うかと言いますと、
テセントリク+アバスチンは、アバスチンと呼ばれる癌の血管に作用する薬剤と
テセントリクと呼ばれる癌の免疫を活性化する薬剤の組み合わせでした

今回、登場したストライドは、
癌の免疫を活性化させる薬剤同士の組み合わせで、
少し違いがあります

効果に関しては、まだ実際に使える段階まで来ていないので
もう少し待たなければなりません

ですが、新しいコンセプトの薬剤が登場したことは、大変すばらしいことです

肝癌分子標的治療研究会での
もう一つ大きな流れは、

大規模な前向き研究がいくつか行われておりまして、
薬物療法をどのように使えば一番、患者さまを長生きさせられるか検証しています

いま、テセントリク+アバスチン、レンビマ、ネクサバール
カボメティクス、サイラムザ、スチバーガ―など
様々な薬剤が肝臓がんで使えますので、
それらをどのように使っていくか、まだまだ議論は絶えません

総じて思うのは、全国の肝臓がん治療の先生方、気合いが入っています
それぞれの大学や施設で、いろいろな方針のもと、何がベストか探求されています

すごく刺激になって、私もガンばらねばと改めて思いました

私の仲間の発表が、4つ

私自身は、
今回、3つ発表の機会を頂きました

一つ目は、
モーニングセミナーで、
カボメティクスに関するお話

二つ目は、
一般演題で、
テセントリク+アバスチンの副作用に関するお話

三つめは、
アフタヌーンセミナーで、
レンビマに関するお話

本当にありがたいことに、
色々な薬剤の話をさせて頂く機会を頂きました

個人的には、後輩が今回、初めての全国研究会の発表だったので、
だいぶ緊張していましたが、うまくいって良かったです
後輩が活き活きと成長してくれることは、本当に嬉しいものです

毎日の診療を、全力で行いながら、
今年も発信できることをコツコツとしていきたいと思います

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Source: ガンちゃん先生奮闘記

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