投資するインデックス(指数)を選ぶのは長期航海の乗船先を選ぶのと同じ

内科医

 

おはようございます。

インデックス投資と一言で言っても、実際の世の中にはありとあらゆるインデックス(指数)が存在します。

「インデックス投資ならなんでもOK」というわけではなく、どの指数を選ぶかによってリスク・リターンは大きく変わってきます。

また、課税口座では、利益が大きく膨らんだ後にいったん売却して別のファンドに乗り換えると莫大な金額の税金がかかります。

よって、できるだけ乗り換える必要がなく、一生保有し続けても大丈夫と自信が持てる商品にのみ投資するのが効率的です。

 

投資するインデックス(指数)を選ぶのは長期航海の乗船先を選ぶのと同じ

 

投資するインデックス(指数)を選ぶのは一生のパートナーを選ぶ行為

インデックス投資というのは、

「世の中にある無数の船(指数)の中から、自分が一生乗り続けられると信頼できる船を選ぶ行為」

と言えます。

インデックス(指数)を選ぶのが一生のパートナーを選ぶ行為だと考えれば、間違っても10年後には沈没していそうな船を選ぶことはできないはずですね。

 

もちろん、一度乗船した船から別の船に途中で乗り換えることは可能ですが、

・すでに沈没しかかっている船から乗り換える場合、スタートラインよりもはるか後方からハンデを負った状態でスタートする

・順調に進んでいる船から乗り換える場合、別の船に乗り換える時に莫大な乗り越えコスト(税金)を払わされる

というリスクがあります。

 

これらを踏まえますと、できるだけ20年〜30年と長く安心して乗り続けていられる船を選ぶにこしたことはありません。

 

インド株やレバナスは一生安心して乗り続けられる船かどうか?

このように、自分が投資するインデックス(指数)を選ぶというのは、自分が生涯乗り続ける船を選ぶ行為に等しいにも関わらず、実際の世の中では、

・投資インフルエンサーが「これからは新興国株だ」と言っているからインド株投資信託を購入する

・株価が絶好調なのでレバレッジ型の投資信託を購入して一攫千金を狙う

といったことが普通に起こっています。

 

しかし、一生安心して乗り続けられる船を選ぶという視点で考えれば、それがあまりに危険な行為であることがすぐに分かります。

世の中には無数の船(インデックス)がありますが、実際に自分の命を預けるに値する船はごく少数にすぎません。

「インデックス投資なら安心でしょ」と安易に考えるのではなく、どの指数なら安心して長期保有できるかという重要な視点を忘れないようにしましょう。

 

余分なお金を払う必要がなく、風波立たず安定して乗り続けられる船がベスト

もう一つ、インデックスファンド船が普通の乗船と異なるのは、「乗り続けている限り毎年確実に発生するコスト(信託報酬)」が存在することです。

普通の船に乗る場合、乗船時に一回だけお金を払って目的地まで輸送してもらいますが、インデックスファンド船の場合は乗っている間毎年確実に差し引かれるコストがあるわけですね。

 

インデックス投資の最大の肝はできるだけ長く保有して複利の効果を最大化することにありますが、この複利効果というのはマイナスにも作用します。

信託報酬というのは保有資産に対する割合(%)で決まりますので、高コストのファンドに長く乗り続けてしまうと、

せっかく儲かってお金が増えたとしても、資産が増えるにつれて支払うコストも増えていくという恐ろしい事態が発生します。

ありとあらゆる本に「長期投資ではコストに注意しろ」と書かれているのはこういった理由からですね。

 

まとめ

「インデックス投資ならなんでもOK」というわけではなく、どの指数を選ぶかによってリスク・リターンは大きく変わってきます。

課税口座では、利益が大きく膨らんだ後にいったん売却して別のファンドに乗り換えると莫大な金額の税金がかかります。

できるだけ乗り換える必要がなく、一生保有し続けても大丈夫と自信が持てる商品にのみ投資するのが効率的ですね。

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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