医者の世界が僕は苦手だ。
昨日の勉強会は素晴らしかったが、
本音は、実は、ちょっと疲れた。
三田に戻り、一人、誕生日の乾杯をして、
勉強会のことを振り返って眠りについた。
医者になってすぐに同級生が死んだ。
過労死だなんだと、ホント辛い時代だった。
きっと、僕らも、仲間も、先輩も、後輩も、
もちろんご遺族も、とても辛かった。
医者の仕事は、労働基準にあてはめていいものか。
患者の人生に関わらせてもらう医者の仕事は、
決してサービス業なんかではない。
医療界のいろんな議論があって、
新医師臨床研修制度が始まった。
その渦中にあった僕は当時、医者人生で初めての教授に、
初めて教授室に呼び出され、ご指導いただいた言葉がこれだった。
医者人生をかけて自分で考えろ。それがお前の医者としての宿命だ。
昨日のセミナーの後、聴講いただいた先生方との懇親会の時、
田中くんは、どうして在宅やってるの?と訊いていただいた。
石原裕次郎の主治医だった胸部外科の教授が、
僕に教えてくれた一つが冒頭のそれで、
それでザイタクに挑戦してると言っても過言ではない。
それから教授が教えてくれたもう一つは、
遊ぶお金は自分で稼げ。学ぶお金も自分で稼げ。決して、
薬屋の金で勉強するな。遊ぶな。最初にこれだけは言っとくぞ。だった。
あれから、もう丸々25年になる。医者になって四半世紀だ。
自分の頭で考え、薬屋さんのお金で遊ばず、学ばず、
自分の稼いだお金で学び、遊ぶことは、守れている。
その一つの証拠が、なんでも相談所をつくったこと。
労働基準に全くあてはまることのない医者人生も、
ザイタク医療に取り組んでいることで、歩めている。
それは大切な家族、大切な仲間、大切な患者さん達のおかげ。
医者の世界は苦手だが、医者の仲間が
僕に僕を教えてくれる。ありがたいことだ。
人生を語るにはまだ早い。
挑戦を止めるな、学びを止めるな、歩みを止めるな。
本当に昨日は有意義だった。
明日からもう一度挑戦を再開したい。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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