神の詩 第六章十二節 10

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神の詩 第六章十二節

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「ここに坐り、
心と感覚の働きを制御し、
心を一点に集中してヨーガを実践し、
自己を浄化しなければならない。(12)」

続きです。

真言は、
魂に最も近い部分「神霊(かんたま)」
の波動を帯びた神聖なものになります。

「神は言葉を超越し、表現できない。
だが、神は言葉を表現する。
それをブラフマンと知れ」
ケーノ・ウパニシャッド第一章4

私たちが言葉を発する時、
聞こえてくる音を
「ヴァイカリー」
と言います。

言霊の根源は、
最も精妙なエネルギー領域にある
「シャブダ・ブラフマン」
という大霊の属性から生まれ、
「パラー」
という形になって、
心に思いの言霊として形成されます。

心の思いで作られた言霊は、
「パシャンティ」
と呼ばれています。

このパシャンティは、
物理的振動になる前の言霊
「マディヤマ」
と呼ばれます。

マディヤマは、
声帯、舌、口を通り、
粗大なエネルギーの声「ヴァイカリー」として物質世界に発せられます。

私たちが何気なく発する言葉のすべては、
肉体の耳に聞こえる領域だけではなく、
遥かに精妙なエネルギー領域においても
鳴り響いています。

つまり、
心に思った時点で、
それは
すでに
言葉を発したのと同じ効果となるということを、
しっかりと覚えておかなければなりません。

これが
正しい言葉を使うことの本当の意味です。

悪口は、言うだけでなく思うだけで、
自分の精妙なエネルギー領域に傷害を与えます。

神に向けた思いと言葉や愛に溢れた思いと言葉は、
自分の精妙なエネルギー領域に
とても良い恩恵をもたらしてくれます。

私たちは皆エネルギーで創られた生命体です。

肉体は、
そのエネルギー体の一部のエネルギーを
粗大にして固めたものです。

私たちは、
肉体もエネルギー体もすべて含めたエネルギー生命体なのです。

神聖なマントラを心を込めて唱えることによって、
私たちは聖なるエネルギーに包まれていきます。

続きます。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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