≪私の記録 193≫ 隣のお姉さんの乳がんのこと。

    2009年1月18日(日)

隣のお姉さん、
札幌で乳がんの手術をするらしい

  向かいのスピーカーおばさんから
  耳に入れられた話

  おばさん曰く、
  「(進行していて)この街じゃ、
   手術できないらしいよー」

  いや、
  きっとそういうことではないと思う

  こうして噂話は尾ひれもはひれもつく

  私もなにを云われているか...

...ということは、
“リンパに転移がない”ということなのだろうか

  私の病院では、
  保険適用外の手術・治療はしない

  なので、
  センチネルリンパ節生検はやっていない

  乳がんの手術と一緒に
  腋窩リンパ節郭清をするのが
  標準治療となっている
  

詳しいことはわからないが、
検査のために2度、
すでに札幌に行っていたようだ

  もちろんこれも、
  あのスピーカーおばさんから聞いた話

なんの検査なのだろう...

たぶん、センチネルリンパ節生検

そして、転移がないかの全身検査
 (これはわざわざ札幌に行かなくても、
  うちの病院でもできる)

やはりこの街の病院じゃダメなのか?

みんな“よい治療”を求めて
他都市へ行ってしまう

標準治療なら、
きっとどの病院でも違いはない

使う薬もきっと同じ

余命に関わることもない

果たして、
検査や治療で、わざわざ何度も
他都市に行く費用や時間をかけるだけの
意味があるのだろうか

それとも、
“有名な病院で手術をした”という誇りや
“名の知れ渡った医師に手術をしてもらった”
という自慢がほしいのか...

患者は、なにをどこまで求めるのか...

それは乳がんに限らず、
上を見たら、たぶん、キリがないと思う

どこまで妥協できるのか...

手術までの短い期間の中で、
心も頭の中も整理しなければならない

病気のことは全くの素人なのに

その負担は、精神的に大きい

他人(ひと)は他人(ひと)――

それぞれ病状も状況も違う

羨んでも仕方がない

私だって、
この選択でよかったこともあるはず

でも......

考えても虚しくなるだけ

他人(ひと)の話はどうでもいい

できれば隣のお姉さんの札幌行きは、
聞きたくなかった...

というより、正直、

「7000万円横領した金で、
 札幌で手術を受けるのか...」

そう思うと怒りが湧くのだ

そういえば、最近出てきた、
切らずに病巣だけを取り除く“ラジオ波”

そのうちに標準治療になるのだろうか

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Source: りかこの乳がん体験記

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