神の詩 第六章十二節 11

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神の詩 第六章十二節

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「ここに坐り、
心と感覚の働きを制御し、
心を一点に集中してヨーガを実践し、
自己を浄化しなければならない。(12)」

続きです。

私たちが何気なく発する言葉のすべては、
肉体の耳に聞こえる領域だけではなく、
遥かに精妙なエネルギー領域においても
鳴り響いています。

つまり、
心に思った時点で、
それは
すでに
言葉を発したのと同じ効果となるということを、
しっかりと覚えておかなければなりません。

神に向けた思いと言葉や愛に溢れた思いと言葉は、
自分の精妙なエネルギー領域に
とても良い恩恵をもたらしてくれます。

神聖なマントラを心を込めて唱えることによって、
私たちは聖なるエネルギーに包まれていきます。

唱える時には、
口に出す場合と、
心の中で唱える場合があります。

マントラは、
ただ棒読みするためだけに与えられるものではありません。

言霊を理解し、
誠心誠意を言葉に込めて、
意識の波長を
最高に高めようとする気持ちが必要です。

言葉を
心の波に乗せて発します。

基本的には、
自分のマントラを
むやみに人に伝えることはありません。

数珠を手に持ち、
一回ごとに一つのマントラを唱えると、
一周した時に
108回
唱えることになります。

数珠を使うのは、
心を他の対象から引き離し、
神のみへと集中させる助けとなるための初歩的に優れた手段です。

数珠の代わりに、
クリスタルや法具などを手にする人もいます。

手に最もしっくりなじむのは、
ルドラクシャの数珠です。

ルドラクシャの数珠は、
かなり安いものから高価なものまで
様々なものがあります。

安価な数珠は、
実の大きさにややばらつきがあり、
着色してあったりニスなどが塗られているものが多く、
高価なものは良質で均一な大きさのもので、
不必要な化学薬品を使用していないものが多いようです。

何度も買い替えるものではないので、
良質のものをお勧めします。

ルドラクシャの数珠は、
神聖な樹木であるホルトノキ科ホルトノキ属のインドジュズノキ(印度数珠木)の果実の中にある種子で作られています。
別名として、
金剛珠、数珠菩提樹とも称されます。
樹高は10~30mにもなる高木です。

ルドラクシャの実は、
よく菩提樹の実と間違えられます。

特に日本では、
ボダイジュというとシナノキ科の中国原産の落葉高木を指していて、
釈迦大師が悟りを開いた菩提樹は、
クワ科イチジク属のインドボダイジュです。
インドボダイジュの種子は1~2mmととても小さく、
これは数珠にはなりません。

インドジュズノキの実は、
美しい青い色を呈しています。

英語では「Blue marble tree(青い大理石の木)」と呼ばれている通り、
美しい色の実です。

続きます。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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