もし、この世界からいなくなったとしても――。

その他

もし、
この世界からいなくなったとしても...

いや、必ず、
この世界からいなくなるときがくる

それは誰にでも訪れるもの

そしていつしか、
人びとの記憶から忘れ去られてゆく

時間の経過とともに薄められてゆく想い出は、
ときに残酷であり、
深い悲しみから解き放たれる魔法でもある

ここにこうして足跡を残せること...

この場所は、私が生きている証

そして、私が生きてきた軌跡――

  懐かしいアルバムを久し振りに開いてみた

  先日亡くなった、
  同じ誕生日のいとこに会いたかったから

   ☆そのときの記事は下記へ

  「きっと、
   一緒に写っている写真があるはず」――

  そしてみつけた

2023/05/16 懐かしの写真 ①

  私、4歳――

  向かって一番右が8年前に亡くなった母

  その向かいで、
  “すいみつ”を頬張っているのがいとこ

  母が皮を剥いてくれた“すいみつ”を
  受け取っているのが私

  ただ、この家がどこなのか、
  どうしてもわからない

  聞いてみたくても、
  もう母はいない

2023/05/16 懐かしの写真 ②

  もう一枚

  後ろにいるのがいとこ

  手前が私

  私の手に持っているのは
  “シャリ”だろうか...

  “シャリ”とは、
  長くてやわらかくて透明な
  プラスチック容器に入ったジュースを
  凍らせたもの

  シャーベット状になったそれを、
  母が、
  「シャリ」「シャリ」と言っていた

  夏場によく食べていた記憶がある

  懐かしいとこと会えた――

   ☆『幼少期のアルバム』は下記にも掲載

  そんな今朝、きれいな空が観られた

2023/05/16 彩雲といわし雲 ①

  彩雲と、いわし雲

2023/05/16 彩雲といわし雲 ②

  天気が崩れる前触れだろうか

  美しい空のあとは、雨が降る

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Source: りかこの乳がん体験記

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