岩本内科での肝臓がんに対する動注療法のスケジュール

外科医

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みなさん
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

アメリカ肝臓学会明けの
岩本内科での治療、業務は
たくさん溜まっていて大変でした

・・・・でもですね・・・
やっぱり、岩本内科はですね

みんなが一丸となって、
ガンばっているので、

どんなに忙しくても、
ガンばれちゃうんです

ということで、

本日ご紹介しますのは、

10cmを超える
進行肝臓がん Stage 4Aの方

なんか、最近、
典型的な肝臓がんではなくて、

ちょっと非典型的な肝臓がんに巡り合う
機会が多い気がします

典型的な肝臓がんとは、

門脈造影下CTで黒く
肝動脈造影下CTで
ほぼ均一に白くなるのものなのですが、

この方の肝臓がんは
肝動脈造影CTでも内部が黒く
もこもこしています

スライド3

この方は、
内服の抗がん剤を先に投与されていて、
副作用で継続できず、
効かなくなったこともあって、
岩本内科に来られた方ですので、

内服の抗がん剤の後、効かなくなってくると
こういう癌の育ち方をするのかもしれません

この方の肝動脈は

右肝動脈が腸の動脈から、
中、左肝動脈は腹腔動脈から
分岐しているタイプでした

スライド2

アンギオCTで
ガンは右肝動脈から栄養されていることが
分かりましたので、

カテーテルを留置し、
肝動注化学療法
New FP療法
を行うこととしました

岩本内科で行うカテーテル治療は
全て保険診療内で行われる治療です

カテーテルを留置し、
治療を行い、
全ての手技が終わるまで、

この方の場合は、
大体1時間程度で終わりました

スライド4

ご本人も、
思っていた以上に
楽ちんだったみたいで、

治療の後、
ほっとした顔を見せてくれました

このような進行した癌に対して
動注療法を行う場合には
入院して頂いて、
翌日にカテーテルを留置、
お薬投与を始めます

そして、1週間ほど経過をみて、
2回目の動注治療を行います

2回目の動注療法は
すでにカテーテルが入っている状態ですので、
20分程度で治療は終了します

2回の動注治療で終わる場合には、
2週間ちょっとの入院で一度退院となります

3回の動注治療の場合には
3週間ちょっとの入院で一度退院となります

継続治療がとても大切なので、
特に最初の3か月間は・・・

3-4週間ご自宅で休養して頂いたのちに、
再度ご入院頂いて、
2回程度、動注治療を行います

これを繰り返しながら、
治療効果を評価し、
治療期間を空けたり、
追加治療を行ったり、
薬剤変更を行ったりを
その都度考えていきます

とは言いましても、
これは基本的なスケジュールでして、
患者さまやご家族のご都合に合わせて・・

例えば、
孫の運動会があるからとか、
ちょっと旅行に行きたいとか、

そういうのをその都度、お聞きして、
タイミングを合わせて、
治療スケジュールを決めていきます

全ての時間を癌治療に向けるのではなくて、
その時間を充実して過ごしてほしいというのが、
2代目ガンちゃん先生の思いなのです

・・・・・
と、帰国して間もないですが、
大学の当直をしながら書いています (涙

今日は家に帰れます (汗

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Source: ガンちゃん先生奮闘記

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