友人のザイタク医が泣いていた。苦渋の決断。
僕らザイタク医は、どこまでも患者の暮らしを支えたい。
そんな熱い想いを持っているからこそ、苦しんでいた。泣いていた。
在宅医療を開拓して来た大先輩達がいる。
彼らは、患者からのファーストコールを取り続けてきた。
そんな24時間365日という素晴らしい文化がある一方で、
時代の流れからも、患者の人生を最後まで伴走するためにも、
24時間365日が現実として難しいのがわかってきたのも事実。
往診対応やファーストコールの外部委託も考える時かもしれない。
この苦渋の決断が、未来のザイタク医療の為のチャレンジだったと
僕は信じたいし応援したい。今日は、その苦しみにのたうち回っている、
ザイタク医の友人が心配で、自分のクリニックスタッフと自分の患者さんに、
ご無理を言って、ここ博多までやってきた。
ザイタク文化にチャレンジしているすべての仲間が
ザイタクを愛し続けられる挑戦であって欲しいと僕は願っている。
ザイタク文化を愛する『にのさかクリニック』。
ここのスタッフの皆様の笑顔がすごく優しくて嬉しかった。
長針と短針が重ならない23時台。
鐘が鳴る前の一番苦しい時間。
今がその時だと僕は思う。応援している。
涙をたくさん流していることだろう。
その涙をこのノルキンタオルで拭いてほしい。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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