おはようございます。
2024年から始まる新NISAは、現行のNISAよりも大幅に制度が拡充されています。
特に30代以下の若い世代にとっては、新NISAの重要性にいち早く気がつき使い倒せるか否かが老後の資金不安解消に直結するくらいのインパクトがあります。
正直、新NISAと言っても現行のNISA制度を問題なく利用できている方であれば特に難しい点はありません。
しかし、
・これまでNISA制度は使ったことがない人
・新NISAは金融機関を変更して新しい気持ちで始めたい人
にとっては事前に準備しておくべき点がいくつかあります。
「2024年1月になってから気がついては遅い!」ということもありますので、今のうちに見直しておきましょう。
【初心者向け】新NISA開始までに絶対済ませておくべき3つの準備!
1. NISAの口座開設 or 変更手続き(SBI証券、楽天証券、マネックス証券がオススメ)
2024年から新NISAを利用するためには、当たり前ですがNISA口座の開設手続きが必要です。
また、現在つみたてNISAや一般NISAを利用している方であっても、新NISAは別の金融機関で始めたいという方は手続きが必要になります。
詳しくは以下のSBI証券の図がよくまとまっています。
具体的には、
1) 今のNISAと同じ金融機関で新NISAを利用したい → 手続き必要なし
2) 新NISAを別の金融機関で始める予定:
乗り換え先の金融機関でNISA口座申し込み+
乗り換え前の金融機関で「勘定廃止通知書」「非課税口座廃止通知書」を発行
3) 2024年からはじめてNISAを開始したい → NISA口座開設手続きのみ
となります。
2. 住信SBIネット銀行 or 楽天銀行の口座開設+証券口座と連携
証券会社にNISA口座を開設する場合、証券口座とは別に投資資金を振り込んだり引き出す用の銀行口座が必要になります。
国内のメガバンクであればほぼ対応していますが、
1) SBI証券利用者なら住信SBIネット銀行
2) 楽天証券利用者なら楽天銀行
の口座を持っておくと証券口座との連携がスムーズであり、ポイント還元などが受けられることもあるので絶対に作っておきましょう。
マネックス系は独自の銀行はありませんので、提携銀行の口座を1つ持っておけばOKです。
3. 投信積立でポイント還元が得られるクレジットカードの用意
クレジットカードは持っていなくても新NISAを利用できますが、新NISAを最大限お得に使い倒すならばクレジットカードが必須になります。
新NISAでの顧客を囲い込むため、主要な金融機関では独自のポイント還元サービスを展開しているからです。
2023年10月時点では、クレジットカードを利用した投信積立で、
1) SBI証券 x 三井住友カード:一般カードで0.5%、ゴールドカードで1.0%還元
2) 楽天証券 x 楽天カード:一般カードで0.5%、プレミアムカードで1.0%還元
3) マネックス証券 x マネックスカード:1.1%還元
→ただし、新NISAをマネックス証券で開始する方は期間限定で2.2%へアップ
となっています。
また、クレカ積立でポイントが獲得できる上限金額は5万円/月ですが、新NISA開始に伴い上限が引き上げられる可能性も指摘されています。
今後も最新情報に注意していきましょう。
まとめ
新NISAが始まるまでに、
1) NISA口座の開設手続き or 金融機関変更手続き
2) 証券口座と連携する銀行口座の開設(家計管理とは別講座がオススメ)
3) 投信積立でポイント還元が得られるクレジットカードの用意
を済ませておきましょう!
【新NISAが始まるまでに読んでおきたい本を2冊ご紹介!】
新NISAに関して理解を深めたい方は、以下の2冊を読んでおくことを強くオススメします。
1. 図解 新NISA
新NISAに関して、現行制度からの変更点、「つみたて投資枠」「成長投資枠」の違いなどについて、豊富な図を用いて分かりやすく解説されています。
分量も少ないのでざっと概要を掴むのにオススメの1冊です。
2. 新NISA 徹底活用術
私は、NISAやiDeCoに関してどの本を選ぶか悩んだら、とりあえず竹川美奈子さんの本を選んでおけば間違いなしというほど信頼しています。
新NISAで投資する1800万円と比較したら本1冊など安いものです。
最低でも1冊は読んでおきましょう。
【関連記事のご紹介】
日本人得意の「コツコツ貯金」ではインフレによる資産価値減に対抗できません。
インフレに対抗できる資産を保有する必要があります。
山崎元さんも新NISAの最適手法はオルカンを買い続けることだと提唱しています。
2024年以降、つみたてNISAで新規投資はできなくなりますが、引き続き非課税のまま保有し続けることは可能です。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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