≪私の記録 254≫ がん患者に与えられる仕事はあるのだろうか...。

    2010年1月21日(木)

私は乳がんになるために
生まれてきたのだろうか...

今のうちに私にできることを
しておかなければ...

仕事も、
健常者でさえありつけないこのご時世

しかもこんな地方じゃ、
本当に仕事がない

病気の私になんか尚のこと、
あるはずはない

職安に行ったって、
病人なんかに
仕事を斡旋してくれるのだろうか

今は昔とは比べものにならないほど
職員の対応もよくはなったが...

実際、21歳のとき職安に行って
追い返されたことがある

理由は、視力が悪いこと

そのせいで車の免許が取れない

就職するには、
車の免許を持っていた方が
圧倒的に有利
 (こんな地方では特に)

私を担当してくれたオジサン職員にも、

「これからでも免許取ればいいでしょ。
 そうしたら仕事あるよー」

と、言われた

が、視力が悪くて
免許が取れないことを伝えると、
オジサン職員の態度が一変

「そんな人に仕事は紹介できないよ!!
 ここ(履歴書の『健康状態』の欄)に
 “良好”って書いてあるから
 紹介しようと思ってたのに!!
 そんなんじゃ、全然“健康”じゃないじゃない!!」

そう云いながら、ふてぶてしく、
私が書いた履歴書の“良好”の文字を消した

さらに、

「紹介して就職したとして、
 “なんでこんな人紹介したの!?”と
 あとで文句云われるのは
 こっちだからね!!」

と、職安中に響き渡るほど大きな声で、
しこたま説教を受けること数分――

そして、最後に、

「あなたに紹介する仕事はない!!
 あなたが行くところは
 ここ(職安)じゃなくて市役所!!
 これから市役所に行って、
 身体障害者の手続きしておいで!!
 その視力じゃ、失明するよ!!」

と、追い打ち

ほかの職員の方たちや、
仕事を探しに来ている人たちの視線の中、
私は屈辱と恥辱を受けながら
職安を出た

“視力が悪くて免許が取れない”
というだけで、
どうしてここまで
云われなければならないのか...

日常生活にも
なにも支障はないのに

...というか、
これくらいの視力で
障害者にはなれないよ

だって、0.2も視力があるのに

  ちなみに普段はかけないけれど、
  眼鏡使用で0.4

あれから私は仕事を探すときは自力

職安にはお世話にならないと決めた

あんな思い、二度としたくない

行ったって、きっと仕事なんか
紹介してもらえないだろうし

一緒に住んでいる両親には、
「職安に通ってる」と嘘をついた

こんなこと云われて追い返されたなんて、
親には云えない

   ★2つのランキングサイトに登録しています

    1日1回、応援のクリック(タップ)を
      していただけると嬉しいです

   人気ブログランキング   にほんブログ村
       ⇩         ⇩
    にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
   両方押していただけるともっと嬉しいです
      日々の励みになります


 ★しこり発見から治療までの経緯は⇒
こちら

 ★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から

 
Source: りかこの乳がん体験記

コメント

タイトルとURLをコピーしました