夜中にトイレに起きる奴 ヤバいぞ という話

就寝中に尿意で目が覚める夜間頻尿にはどんなリスクがあるのか。泌尿器科医の堀江重郎さんは「夜3回以上トイレに起きる人は死亡率が2倍になるという調査結果がある。夜間頻尿は、寿命を縮める病気にかかっているサインの恐れがあり、ただの老化と軽視しないほうがいい」という――。(第1回/全2回)

 夜間頻尿の原因①【おしっこが多すぎる】

 

そもそも尿の量が多くなると、起きている日中にたびたびトイレに行くだけでは出し切れず、夜中にトイレに行くことにつながります。多尿になる原因は単純に「水分のとりすぎ」ですが、それとは別に、糖尿病が多尿を生んでいるケースもあります。
  糖尿病になると、血糖値(血液中の糖濃度)が高くなるため、血液の浸透圧が高くなります。すると、細胞の水分が血液に引っ張られ、血液の量が増えて、通常より尿量が多くなってしまうのです。
  この結果、体内の水分が足りなくなり、のどの渇きを強く感じるようになります。そのため水分をたくさんとることになり(多飲)、トイレの回数が増えるという悪循環が生じるのです。夜中にのどが渇いて起きて水分をとるというのは、重症の糖尿病の可能性があります。

 夜間頻尿の原因②【からだのなかに水分が溜まる】
  水分のとりすぎなどにより、水分がからだのなかに溜まってしまうことも夜間頻尿の原因になります。水分を摂取すると、水分は腎臓でろ過されて血液のなかに行きます。そして、その水分は血管から心臓まで戻り、心臓から送り出された血液は、動脈から末梢血管に行って、静脈をとおって、また心臓に戻ってきます。
 これを予防するためには、ストッキングが効果的です。足に弾性のあるストッキングを履いて、余分な水分が溜まらないようにするのです。
 夜間頻尿の原因③【おしっこが濃くならない】
  通常、覚醒時より睡眠時のほうが尿の回数が少ないのは、眠っている間に「バソプレシン」というホルモンが分泌されているからです。尿の90パーセントは水分ですが、バソプレシンには、腎臓での水分の再吸収量を増やすことで、睡眠時に膀胱に溜まる尿の量を、覚醒時より少なくする作用があります。いい換えれば「尿を濃くする」ということです。
 このバソプレシンの分泌は、加齢に伴い夜間での分泌量が減っていきます。
 こういう方には、バソプレシンに似たお薬、デスモプレシンという薬が有効です。

 また、バソプレシンは、お子さんのおねしょにも効果的です。

 夜間頻尿の原因④【膀胱の柔軟性が下がる】
  膀胱でつくられるガス「一酸化窒素」には、膀胱や膀胱の出口の筋肉に柔軟性を与える作用があります。高血圧や糖尿病、高脂血症、動脈硬化など、いわゆる「生活習慣病」にかかると、この一酸化窒素が十分につくられなくなります。
  一酸化窒素が足りず、膀胱の柔軟性が損なわれると、膀胱が硬くなり、尿が溜まる量も減って、通常より早くいっぱいになってしまいます。そして起きている日中のみならず、眠っている夜間にも、たびたび尿意をもよおすことになります。

 夜間頻尿の原因⑤【腎機能の低下】 
 腎臓の機能が低下して、尿を濃くすることができなくなると、尿が多くなります。腎不全、慢性腎臓病でも、夜間頻尿が起こります。

 夜間頻尿の原因⑥【睡眠時無呼吸症候群】
 睡眠時無呼吸症候群があると、脳の交感神経の高ぶりや一酸化窒素が減って膀胱が硬くなると同時に、睡眠中に心臓から「利尿ホルモン」が出るために尿量が増える傾向があります。

 夜間頻尿の原因⑦【前立腺肥大症】 
 男性だと、前立腺肥大症も夜間頻尿につながります。

 夜間頻尿の原因⑧【加齢】

 夜間頻尿の原因⑨【精神的な理由】 
 ストレスなど精神的な理由でも頻尿が起こります。からだの緊張がとれないと、交感神経が働いて、昼も夜もおしっこが近くなるためです。
この記事では触れていませんが、、

アミロイドβとα-シヌクレインという名の老廃物、、

これは睡眠中に排出されます。

つまり夜間頻尿で睡眠時間が削られると、、

深い睡眠が少なくなるということで、、

老廃物が脳に溜る。

で、、

その予防としては、、

運動ですね。

運動がアルツハイマー病のリスクを減少させる要因が、ホルモンのイリシンにあることが分かったとの研究結果が、米マサチューセッツ総合病院の研究チームにより発表された。

イリシンは、運動中に体内を循環するホルモン。学術誌Neuron(ニューロン)で8日に発表された論文によると、このホルモンが、アミロイドβ(ベータ)と呼ばれるタンパク質の脳細胞への沈着を抑制することが分かった。アミロイドβの沈着により脳内に形成されるプラークは、アルツハイマー病の主な症状の原因とみられている。

研究チームは、アルツハイマー病の3次元(3D)細胞培養モデルを作成し、そこにイリシンを加えた。結果、イリシンが「ネプリリシン」という酵素の活動を促進し、これがプラークとアミロイドβ沈着の「顕著な減少」につながることが分かった。

つまりは、、

痴呆症になりたくないなら、運動しろよ、、という話です。
取り敢えずこの辺で。
※2つのランキングクリック宜しく。


癒し・ヒーリングランキング

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村

Source: 身体軸ラボ シーズン2

コメント

タイトルとURLをコピーしました