大きい病院には地域連携室という部署がある。
『地域を連携する』つまり、それは、『地域づくり』をする部署だ。
地域地域によって、連携の仕方は様々だ。
そして、いろいろな地域づくりがある。
病院から在宅に帰る時、
在宅から入院する時、
病院専門外来と一緒に在宅医が併診する時、
医療機関とは関係なく、高齢で暮らしている時、
介護保険サービスだけで暮らしている時、
地域の中で、一人でひっそり暮らしている時、
障害をお持ちで、福祉サービスを利用しながら暮らしている時、
、、、、、、、
様々な暮らし方の中で、何らかの変化が起こり、地域は連携していく。
地域連携室を全ての患者さんが通るわけではない。
でも、地域は連携していかなければ、
地域は作れないし、患者さんは幸せになれない。
地域連携室だけでなく、どの立場の人間も、
地域連携しなければいけないし、そのお一人お一人が
『地域づくり』の一端を担っている意識を持たなければいけないと思う。
そうすれば、きっと、みんなが暮らしやすい街になると思う。
そんな街を、どの立場の人とも、一緒に作っていきたい。
昨日、今日と、いろいろな立場の人が
そのことで、電話してきてくれて嬉しかった。
「先生は、お忙しいでしょ?」
「いえいえ、暇ですよ」
「患者さんのために連携したいんですけど」
「よろこんで!」
ちょっと表現は、違うが、こんなニュアンスの電話が2本もあった。
ホンマに嬉しかった。
みんなで地域づくりしていきましょう!
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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