そして思う
「がんは、本当に治る病なのか」
と――
『早期発見・早期治療であれば、完治も可能』
そう言われるようになった“がん”
昔、世間で囁かれていた、
所謂“死の病”ではなくなった
希望の言葉である
未来への期待である
が、仲間たちががんに命を奪われてゆくたび、
「がんは、本当に治る病なのか」
そんな気持ちが占拠してしまうのだ
もちろん、部位にもよるだろう
そして、そこには、
○早期に見つけること
○早いうちに治療をすること
という但し書きがつく
残念ながら、進行したがんや再発したがんは
完治が望めないのが現状だ
『完治も可能』
そんな言葉も、
どこか“きれいごと”にも思えてくる
他人には、
「早くに見つければ、完治できる可能性もある」
と、言える
頭では理解もできる
が、自分ががんになると、
なかなかそうは思えない
やはり思い描くのは、“死”だ
「いつまで生きられるのか」
「私は死ぬのか」
そう考える
「がんになっても、完治できるんだ」
とは思えない
そこにはやはり、
“再発”という存在がある
検診を勧める自分と、
がん経験者として、
『治る病気』とは、
どこか思えない自分との乖離...
いや、もちろん、
がんの発見は早い方がいい
がんの治療は、
早くにはじめた方がいい
それは、紛れもない事実なのだが...
再発の不安は、誰にでもある
「(不安は)一生、終わりがない」
と、多くのがん経験者が口にしている
“完治したかどうか”は、結局、
(乳がんであれば)
20年経ってみなければわからない
イギリス生まれでオーストラリア育ちの歌手
彼女の、
“23年後の再発”という衝撃的な現実を、
私は暫く受け止めることができなかったが...
医療は日進月歩だ
これからのがんの検査、治療に
期待をするしかない
風邪薬を飲むように、
いつかがんも簡単に治せる日が来るといいのに...
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Source: りかこの乳がん体験記
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