赤鬼さんと青鬼さんのその後

その他

2月3日節分の再掲です。


といえば
頭に角があり、虎柄のパンツをはいている絵が一般的です。

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これは
鬼が出入りする方角「鬼門」が
丑寅(うしとら)の方角だからです。

丑寅の方角がイメージしやすいように
牛の角と虎のパンツをはかせたのです。

鬼を退治する桃太郎が
お供に連れていった動物たちが
猿、鳥、犬なのは、
この鬼門と正反対の方角が
申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)だったからです。

すべてに
象徴が隠されていますね。

さて

泣いた赤鬼

Wikipediaに掲載されているストーリーを引用します。
(語尾をですます調に変更してあります)

あらすじ

とある山の中に、一人の赤鬼が住んでいた。赤鬼はずっと人間と仲良くなりたいと思っていました。

そこで、「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます」

という立て札を書き、家の前に立てておきました。

でも、人間たちは疑い、誰一人として赤鬼の家に遊びに来ることはなかったのです。

赤鬼は非常に悲しみ、信用してもらえないことを悔しがり、終いには腹を立て、せっかく立てた立て札を引き抜いてしまいました。

一人悲しみに暮れていた頃、友達の青鬼が赤鬼の元を訪れます。赤鬼の話を聞いた青鬼はあることを考えました。

それは、
「青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。

そうすれば人間たちにも赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう」という策でした。

でも、これでは青鬼に申し訳ないと思う赤鬼でしたが、青鬼は強引に赤鬼を連れ、人間達が住む村へと向かうのです。

そしてついに作戦は実行。青鬼が村の子供達を襲い、赤鬼が懸命に防ぎ助けます。

作戦は成功し、おかげで赤鬼は人間と仲良くなり、村人達は赤鬼の家に遊びに来るようになりました。

人間の友達が出来た赤鬼は毎日毎日遊び続け、充実した毎日を送っています。

それでも、赤鬼には一つ気になることがありました。
それは、親友である青鬼があれから一度も遊びに来ないことです。

今村人と仲良く暮らせているのは青鬼のおかげであるので、赤鬼は近況報告もかねて青鬼の家を訪ねることにしました。

しかし、青鬼の家の戸は固く締まっていて、戸の脇に貼り紙が貼ってありました。

それは「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。ぼくはどこまでも君の友達です」

という青鬼からの置手紙でした。

赤鬼は黙ってそれを2度も3度も読み上げ、涙を流したのです。
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私はいつも
その後の話が気になっていました。

なので、
即興で作りました。
(・◇・)

赤鬼は、その場でずっと泣いていました。

「自分は正しいことをしていたんだろうか。」
「本当に自分の素直な心に従ったのだろうか。」

人間界の華やかさに心奪われ
本当に自分のことを思ってくれている青鬼を
邪険に扱ってしまったことへの悲しみが押し寄せてきました。

赤鬼は
いつか青鬼が家に帰ってくることを信じて、
それ以降
何度も何度も青鬼の住んでいた家に行きました。

数年経ったある日、
赤鬼が、青鬼の家を訪れると、鬼の気配がしました。
青鬼が帰ってきたのです。

赤鬼は、喜んで青鬼の家の中に飛び込んでいきました。

赤鬼は、青鬼を見つけると一目散に駆け寄り、
びっくりしていた青鬼を、泣きながら抱きしめました。

そして
青鬼も、泣きながら抱き返しました。

赤鬼は、青鬼のことを一日も忘れることなく
そして
青鬼も、赤鬼のことを一日も忘れることなく
お互いが遠く離れても
ずっと思い続けていたのです。

そして、
お互いの数年間の出来事を報告し合いました。

赤鬼は、力が強く、優しいために、
村の治安はよくなり、力仕事でも頼られて、
さらに
赤鬼が持つさまざまな技術を村人たちに教え、
村は発展し、豊かになっていきました。
いまや赤鬼は、村一番の人気者です。

青鬼は、山奥で出会った仙人と共に暮らし、
山岳修行を続けていました。
そして
故郷へと戻ってきたのです。

赤鬼は、
赤鬼のことを本当に信頼し合い、尊敬し合い、大切にしてくれる青鬼と一緒にいることこそが
本当の幸せだと気が付きました。

でも
人間界では、すでに
赤鬼は人間の味方なので、仲良くできる。
青鬼は人間の敵なので、見つけたら殺す。

という噂話が広まってしまっていました。

「村一番の人気者の赤鬼が
人間の敵である青鬼と実は仲良しだったことが知れてしまうと
たいへんなことになる」

と青鬼は心配しました。

「もうここへは来てはいけないよ。もう自分とも会わないでおこう。」
と青鬼は言いました。

それでも
もう赤鬼は
青鬼と離れたくはありません。

赤鬼は、
村人たちにすべてを正直に話すことを決意して、
青鬼を連れて村に戻りました。

赤鬼が青鬼を連れて村に帰ったことで

村は騒然となり、
皆が集まってきました。

赤鬼は、
「皆さんに聞いて欲しい。私は、この青鬼とは親友です。私は皆さんと仲良くなりたくて、青鬼と芝居をしてしまいました。決して騙すつもりではありませんでした。許してください。
どうかこれからも青鬼共々、よろしくお願いします。」

村人たちは、びっくり。

すると、
声の大きな村人が、
「今まで騙してたのか!」と怒りだしました。
村長もそれにつられて、感情的になり「嘘つきは信用できん」と怒りました。

この勢いに呑まれて、
赤鬼を擁護したい人たちは、意見を言うことができません。

村の長である村長の意見に逆らうと
後が面倒だからです。

そこに青鬼が大きな声で、
「すみませんでした。すべては私が仕組んだことで、赤鬼は何も悪くありません。私は村から出ていくので、どうか赤鬼を許してあげてください。」
と村人たちに懇願しました。

村長は、
赤鬼と青鬼に二人共村から出て行くように伝えました。
騙されたと怒っている村人たちがいて
村が混乱してしまったからです。

心優しい赤鬼青鬼は
村長の言う通りに
そのまま静かに村を去ろうとしました。

そこへ青鬼とともに修行していた仙人が現れました。

仙人は村人たちにこう言いました。
「皆のもの、いま赤鬼はすべてを正直に語った。
騙したと怒る者がいたが、赤鬼と青鬼は皆と仲良くなりたいという純粋な動機から芝居をした。
それを騙したというのか?誰か被害を受けたというのか?一体何に対して怒っているのか?
赤鬼は、村の発展のために尽くしたのではないか!
本当に赤鬼に被害にあったという者がいたら、前に出てきなさい。」

誰も前に出てきません。

仙人は話を続けました。
「赤鬼青鬼ともに皆と仲良くなりたい。それは寂しさからではなく、皆と分かち合いたいものがあるからだ。
わしは、この青鬼と共に長い間山岳修行をしてきた。
彼は赤鬼と共に、遠い「すばる」という星からやってきた。
彼は、わしらとは姿が違うが、とても優れた「人」であり、とても正直者であり、皆に多くの恩恵を分け与える能力がある。
このまま二人を村から追放することが、本当に人として正しいことなのか、どうかよく考えてもらいたい。」

赤鬼青鬼は
人々がのちに語り継いでいく伝説の中で後付けされた角の生えた怖い顔の鬼ではなく、
実際は
日本人より身体が大きめで
髪の毛が金色で
目が青く透き通っていました。

彼らは
プレアデス星団からやってきたのですが、
当時のプレアデス星人は、
地球人の肉体をまとわずに直接宇宙船に乗ってやってきていました。

そのため、
地球にいた人々は、
彼らの容姿が自分たちとは違うために
怖くて近寄ることは出来なかったのです。

そして、
未知のものに対する恐怖心から
怖いというイメージを勝手につけられてしまったのです。

村では話し合いが行われ、
正直者の赤鬼青鬼たちが村に留まってもいいと決まりました。

その後
村人たちは
赤鬼青鬼ととても仲良くなり

赤鬼からは、さまざまな技術を教えてもらい
青鬼からは、さまざまな精神的な指針を教えてもらいました。

青鬼は
仙人と修行することで
地球での霊的進化とプレアデスでの霊的進化の技法を合わせた
「和」の心を実践する方法を見出していたのです。

人々は
赤鬼青鬼から習ったことを実践し
その後
長い年月にわたって、争いの無い平和な和の国を作る基礎が創られました。

そして
赤鬼青鬼が亡くなった後も、

鬼の教えを忘れないように
自分たちの命の根元
「鬼」
そこに
「地上に降りて活動し、輪廻して、神に還る」という意味の「云」をつけて
「魂」という字にしました。

云を、
大和言葉で
「いう、めぐる、かえる」と読むのはそのためです。

のちの権力者たちは
人々が自由に活き活きと独立していては支配しにくいと考えて
純粋なエネルギーによる存在である鬼に
怖いイメージを再度植え付け、
氣の重要な通り道である鬼門の方角も
意図的に悪評を流して、
実質上封鎖してしまいました。

でも
その誤解も解けようとしています。

現在、
プレアデス星団をはじめ
さまざまな所から
多くの魂たちが
さらに平和な地球を創るために
地球人の肉体をまとって
続々と生まれています。

地球全体のエネルギーが上昇し
世界中が「和」を基調とする時が
いつの日か、来るのかもしれません。

即興なので
粗だらけのままです。

(* ̄∇ ̄*)b

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森井 啓二
星雲社
2018-12-18




Source: ひかたま(光の魂たち)

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