今朝もきのうの朝とほぼ同じ－8.2℃
これでも平年より
まだ3℃寒いらしい
そんな空に、彩雲――
少しだけ開けた窓の隙間から
±0℃の風が、鼻先を冷たく撫でる
日中の気温も、
きのうとほぼ同じ＋3.6℃
が、強い風が体感温度を奪ってゆく――
そう、今日は『がんサロン』
春めいた陽射しと
冬の名残りの冷たい風のせめぎあい
歩道の片隅にはまだ雪が積まれ、
脇道は冬のような光景だ
それでも大きな道路は
すっかりアスファルトが露わになっている
「今日はパンプスで行こう」――
ショートブーツを脱ぎ捨て、
今季初のパンプス
春を感じる瞬間である
サロンまでのいつもの道のりも．．．
さすがに公園入り口の階段は
雪がなくなっている
「ようやく公園の中を通れそうだ」
冬場は雪のため、ここは通れない
通るのは3か月振りとなる
．．．が、中に入って驚いた
まだ雪が融けていない．．．
「さすがにパンプスでは無理だ．．．」
．．．いや、
ブーツでも危険なつるつる路面
仕方なく引き返し、回り道をする
3月も終わりだというのに、
まだこんなに雪が残っていたとは想定外
今月は、いつになく寒かったせいだ．．．
公園を通るのは、来月のお楽しみ
．．．ということで．．．
いろいろな思いを乗せたサロン
今回も無事、終了――
100年前よりがん治療が進歩しても、
50年前よりがんが身近になっても、
それでも“がん”はやっぱり特別で．．．
こんなに治療法が開発されても、
つらい副作用に苦しみ．．．
再発の不安に襲われ．．．
時に泣き．．．
「完治も可能」と言われるようになっても、
“完治”ってどこにあるの？
．．．と思う
そんな時代になっても、サロンは必要
完治する病なら、
もうサロンなんて要らないはずなのに
今夜の月
あしたも晴れ
あさっては大雨らしい
あしたも青空、堪能しよう
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Source: りかこの乳がん体験記
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