負けない! 術者の工夫

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

本日は、京都に来ております

APASLとよばれる
アジア太平洋国際肝臓学会の総会が
京都で開催されているからです

今日は、ありがたいことに
30分の講演の機会を頂きました

テセントリク+アバスチン併用療法について
私が知っていることを話してきます

明日は、カテーテル治療について
口演発表が予定されています

さて、
今日は、ガンばったお話

岩本内科では、
進行したがんに対して、カテーテルを留置し
抗がん剤を投与する、動注化学療法
を行います

継続的に、動注化学療法を行うためには
カテーテルを癌の動脈において、ポートと呼ばれる接続部を皮下に
埋め込む処置
をしなければなりません

これをリザーバーカテーテル留置術と言います
これが、なかなか難しい手技なので、全国どこでもできないわけですが・・

私が2代目ガンちゃん先生になってから、
このリザーバーカテーテル留置から動注化学療法を行うのを
岩本内科で始めたのですが、

もう10年経ちますが、おそらくこれまでに1000件弱は
このリザーバーカテーテル留置を行ってきたはずです

1000件のうち、これまで1件だけ
その日にカテーテル留置が出来なかった方がいて、
その方は後日、入れなおして、ちゃんと治療できたのですが
、

先月、2件目
カテーテルを入れれませんでした

すごく落ち込んで、悔しくて反省しました

入れれなかった理由はたくさんあったのですが、
一つ一つが高難易度で、動脈も複雑、条件も悪く
完敗でした

スライド3

1回目の治療ではカテーテルは入れれませんでしたが、
薬剤は癌にちゃんと流すことはして、患者さまにもお話をして
2回目のリベンジを今週したわけです

そして、
ちゃんと、目的通りにカテーテルを入れる事ができました!
どんな風に入れたかは、マニアックすぎるので、ごく簡単に説明すると 

通常は、肝動脈に投げ込むタイプか、胃十二指腸動脈に投げ込むタイプでカテーテルを留置しますが、
どちらのやり方でも、カテーテルを安定的に留置ができず、
今回は、胃十二指腸動脈に投げ込むタイプのカテーテルの中に、肝動脈に投げ込むタイプのカテーテルを入れ込んで、
留置しました・・・・という、簡単に書いても、複雑なやり方です・・(笑

スライド5

今までのカテーテルの留置の仕方とは、異なる新しい入れ方で留置たということです

1000件近くカテーテル留置していて、新しい方法をやるとは思いませんでしたが、
いろいろ作戦を考え、工夫しての決断で、
成功しました

腫瘍マーカーも下がっていたので
継続治療の意味がありそうです

患者さま本人もご家族も喜んでました♪

あきらめない!
技術はどこまでも向上するはず

私が治療できないとなると、この方は完全に治療できないということになってしまいますので、
意地でも、カテーテルを入れる必要があったのです

治療が終わったら、汗だくでした (笑
とにかく無事に、予定したことが完遂出来て、ホッとしました

さて、APASLに行ってきます!

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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