おはようございます。
今年に入ってから日本株、米国株ともに相場が好調なこともあり、新NISAの話題が大変盛り上がっています。
新NISAの影に隠れ、存在感が薄れてしまったiDeCoですが、先日ふと口座を開いてみたら運用利回りが21.4%ととんでもないことになっていました。
ふとidecoの口座を開いてみたんですが、利益がとんでもないことになってるな。
運用利回り21.4%ってこれ本当にインデックスファンドのリターンか? pic.twitter.com/JqZlG2F5o0
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) March 26, 2024
完全に「ほったらかし投資」をしていただけで、特別なことは何もしていないのですが、これからiDeCoを始める方の参考になればと思い、投資成績を含めて解説します。
新NISAもいいけどiDeCoもお忘れなく!楽天・S&P500、楽天・オールカントリーの「ほったらかし投資」だけで十分です
ほったらかし投資でiDeCoの運用利回りが年率21.4%!
では、さっそく私のiDeCo口座の運用成績を公開します!
投資元本594万円に対して、時価評価額が1349万円で、運用益が+755万円(+127%)という結果でした。
えーっと、積立設定以外に何もしていないんですけど、iDeCo強すぎませんか?
運用利回りが21.43%ということは、年率20%以上で増え続けていることになりますね。
「相場に恵まれただけだろ」と言われればその通りなのですが、数年前から実際に行動を起こしたか起こさなかったかで大差がつく結果になりました。
私のiDeCoは現在は100%楽天・S&P500で構成されていますが、十分な「含み益バリア」が構築されたので、元本割れのリスクはかなり減ったのではないかと思います。
iDeCoで利益をあげるために実際にやったこと
これまでにやったことと言えば、
1. たわらノーロード先進国株式の積立(多分これだった)
2. 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)へスイッチング(2018年頃)
3. 2024年1月末に楽天・S&P500へスイッチング
くらいです。
てっきり楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)にスイッチングしたと思いこんでいたのですが、実際には楽天VTIになっていました。
あまりに適当すぎますが、それでも十分なリターンが得られています。
楽天VTIで良い思いをしたので、引き続き2024年1月からは楽天・S&P500インデックス・ファンドにスイッチングしています。
やはり「業界最安コスト」は魅力的ですからね。
高収入の人、退職金や年金が少ない人はぜひNISAだけでなくiDeCoも
iDeCoにはいろいろデメリットもありますので、正直言って全員にオススメというわけではありません。
一般的には、
・年収が高い人
・将来もらえる退職金や年金の金額が少ない人
にはオススメできますね。
iDeCo(イデコ)のデメリットは7つ!向いてない人と理由も解説 | お手続き方法 | 個人型確定拠出年金 iDeCo(イデコ) | マネックス証券
iDeCoの最大のメリットは、「掛金が全て所得控除の対象になること」です。
そして、日本の所得税は累進課税制度が採用されており、課税所得が高くなるほど税率が上がります。
よって、年収が高い人の方が同じ掛金でもiDeCoの節税効果が高くなりますね。
すぐわかる税金の話 日本の所得税は累進課税だが、勘違いしてはいけないこと | その他税金 | ファイナンシャルフィールド
また、将来もらえる退職金や年金に不安がある、フリーランスや自営業の方にもiDeCoは非常にオススメです。
フリーランスや自営業の人は第一号被保険者なので、iDeCoの掛金が最大で毎月68,000円になり、非常に高い節税効果が得られますね。
まとめ
iDeCoでひたすらほったらかし投資を続けた結果、運用利回りが年率21.4%というとんでもないことになっていました。
円安の影響も大きいとは言え、インデックスファンドの積立投資だけでこの投資成績なら言う事無しですね。
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本日の記事のテーマであるiDeCoに関しても、本書の7章でしっかり解説しています。
iDeCoは節税メリットばかりが取り上げられがちですが、資金拘束のリスクや、場合によっては受取時に多額の税金の支払いが生じるリスクもあります。
自分にとって本当に有利な制度が見定めたうえで使う必要があるので、心配な人はぜひ拙著を読んで勉強していただければ幸いです。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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