うつ病になった頃
これまで頑張ってきたことが
すべてできなくなって、とても辛かった
大好きだった運動も
雑貨を見ることも
憧れのアーティストの曲を聴くことも
みんな、みんなできなくなった。
そのことに
「こんなはずじゃなかった」と
何度思ったことでしょう。
あの人に優しくしたかった
できる自分でいたかった
でも、できなかった
世界は、灰色になった。
それは
誰かや、何かを守りたい
そんな気持ちが強すぎて
自分を守ることが
できなかったから。
綺麗事
綺麗なことが好き
綺麗な世界が好き
でも、それも
自分を大切にできなければ
実現できないことだと知りました。
人のために、も良いけれど
頑張りすぎて自分を失くしたら
誰のことも、自分のことも
幸せには出来ないのだ、と。
悲しかった、寂しかった
とても、とても、寂しかった。
心療内科も、
カウンセリングも
数年間通い続け
そのまた数年後に
HSPというものを知りました。
それは
ハイリーセンシティブパーソンという特性。
些細なことにも動揺してしまう
とても繊細な人のこと。
人が好きでも、ひとりが好き
多くのことを同時にできない
人より早く消耗しやすく
ゆっくりと休む時間が多く必要
心根は優しいが、傷つきやすく
自己肯定感も低い
頑張りすぎて空回りする
これまでの生きづらさの謎が
解けてゆき
まるで
私をがんじがらめにしていた
錆びた鎖がホロホロと崩れたようでした。
同時に
苦しみも解けて行きました。
そこから、あっという間に
変われたわけではないですが
世の中の「標準」に合わせるのをやめて
HSPを基準に暮らしを変えてゆきました。
紆余曲折、揺り戻し、失敗を重ねながら
3歩進んで、2歩下がる
そのようにして
ゆっくりゆっくり私の毎日は変わって行ったのです。
持ちすぎていた物
苦手なのに、笑って過ごすような人間関係
無理のある働き方
それらも減らしてゆき
瞑想をして頭を空っぽにし
暮らしにも自分にも
光と風を通すようになりました。
綺麗事に
がむしゃらになるんじゃない
日常が綺麗事になるよう
自分を磨くこと
あなたと笑って過ごしたければ
私が笑っていること、心から。
それに気がつくために
きっと生きづらさがあった。
HSPは、それを教えてくれた。
だから
ぜんぶ、必要な経験だった。
ありがとう。
今では
そう思えるようになりました。
頑張って人間関係を作るより
静かに自身と向き合うことで
HSPの私は、
日常を心穏やかに過ごすことができます。
そうしたら日常の
再生が始まりました。
リセットされたら
新しい友人や、助けてくれる人が現れました。
甘えることを教わりました。
そうして
出会えた人は
これまでの関係性とは違い
もっと静かに、でも確かに
「大切にしたい」
そのような気持ちが湧いてきます。
枯れない泉のような
光に透ける
でも、確かにここにある強さ
そんなイメージです。
HSPを
知ることができて良かった
めげずに片付けを
続けてきて良かった
自分を知って
諦めないことは
必ず道を開いてくれます。
優しい世界は
ちゃんと待っていてくれます。
辛かったことも
出会いも別れもぜんぶ
今を創ってくれています。
私を生かしてくれて、ありがとう
すべての出来事に感謝を
別れてきたあの人にも、幸せを願って。
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Source: HSP片付けブロガーの「生きづらさ」が消える片付け
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